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カテゴリ:ホームヘルパー
講習会に行って来ました。 前に働いていた職場の栄養士さんから連絡を頂き今回出席してみました。 講習会の内容は「自然な排便コントロールを目指して」です。 多くの施設では便秘対策に下剤を使われています。 下痢の乱用による副作用 浸透圧性下剤(酸化マグネシウム)の乱用リスクには便がまとまらずチョロチョロ便になる。大量の便が直腸にたまったまま排便反応がおこらず便秘になる。 高齢者には多い嵌入便(かんにゅうべん)が校門付近まで下りてきて、多量の便が出し切れずに溜まる。その為、下剤は嵌入便には作用せず校門の側の硬い便はそのまま残り大腸にあった便が下剤に誘発され水様便となって、緩んだ肛門から絶えず漏れ続ける状況になります。 下痢便はアルカリ性で便汚染をしたままにしておくと褥瘡発生となってしまいます。 刺激性下剤(センナ、ダイオウ)の長期連用により大腸が黒ずんできます。また、腸の神経が麻痺し、使えば使うほど便秘が深刻化するようです。
腸の機能は消化吸収と同時に免疫能で、栄養は取り込み有害なものは排除すると言う役割があります。免疫機能の7割が腸管に集中しているそうです。 腸内に住む菌のバランスが腸内影響を左右します。
大腸の栄養源である短鎖脂肪酸は大腸そのものだそうで、短鎖脂肪酸を取る事により排便には大きな役割が果たせるそうです。
そこでサンファイバーと言う「天然の水溶性食物繊維」の紹介がありました。
サンファイバーはグアー豆から作られているそうです。グアー豆から取れるグアーガムと呼ばれる粘りの成分は「増粘多糖類」としてアイスクリームを固める材料として使われていました。 サンファイバーは善玉菌が好んで食べ、短鎖脂肪酸を多く生産してくれるそうです。 この様な効果があるそうです。
オムツゼロに取り組む施設や病院がサンファイバーを使って試したところ、下剤の軽減や中止が出来るようになったと報告があったそうです。
学会での症例報告が増え、全国の国立病院、大学病院で 採用されているようです。 他にも糖尿病、血糖値、コレステロール値改善にも効くそうです。
この講習会に参加して、排便は毎日快便の私ですが、試したいと思ったのはもちろん、コレステロール改善です。事例ではサンファイバーを試していた、外国の人が8キロ痩せた。と聞き是非私もやってみようと思い、サンプルを頂きました。昨日届いて今日から早速飲んでます。今日飲んで明日と言う早い効果は無く、じっくりと日にちをかけて飲んでいけばいいそうです。 色々な施設では試してみようと実践しているのが凄いな~と思いました。 私の行っている施設ではこの話をしたところ、全く興味が無い様で「便秘は薬を貰っているから」とあっさり否定…。全く取り合ってくれませんでした。 薬ではなく、自然な排便をさせてあげたい。介護人の大変さを少しでも分かってもらいたいと言う気持ちが伝わらないと言うのは悲しいですね。 今は薬ではなく食材でと言う、病院食に従事している人の方が一歩考えが進んでいるような気がします。
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Last updated
2013.11.21 13:56:14
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