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テーマ:親心・・・。(836)
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午後から久しぶりに『えのすい』(新江ノ島水族館)へ。
半年以上ぶりです。 道が空いてれば車で10分程度の場所で、年間パスポートだって持ってるのに、 近いと逆に足が遠のくもんです。 その間も子供達は成長し、前回好きだった場所を素通りしたり、 前回怖かった所が気に入ったり。 臆病体質が強まった長男は、薄暗い館内の水槽や大きい魚の顔がダメになったらしく、 ほとんど「怖い怖い」と私のTシャツの中に頭を入れたまま歩いて、 私は、混雑している館内をその体制でベビーカーを押す迷惑女でした。 イルカショーは大音響がお気に召さないし(これは昔から)。 逆に次男はスイスイと泳ぐ魚やヨチヨチ歩くペンギン、壮大にジャンプするイルカ達に大コーフンッ。 甲高い声でキャーキャー絶叫したり、ベビーカーなど乗ってられっか!と立ち上がって抗議したり。 アイス食べれば独占させろと絶叫。それは許さんと長男も怒鳴って殴り合いの兄弟喧嘩。 ウチは二人とも叫び体質なもんで。 そんな息子二人に細腕かあちゃん一人での水族館はキビシイですね。 さてさて、そんな息子達が今回一番長居したのは、なぎさの体験学習館。 ここは、『えのすい』とは違って神奈川県が事業主。 『えのすい』が魚の生態を見せるのに対し、こちらは湘南のなぎさについて学べる施設です。 その真ん中にあり、子供達が多く集まっていた『ビーチコーミング』のゾーン。 7~80cmの高さの台に砂浜の砂が敷いてあり、実際に漂着した流木や貝殻、人工物がたくさん散らしてあります。 でも子供達からすれば、格好の砂遊び場。 「床に砂を落とさないようにしてください」と注意書きがあるので、みんな割と控えめに砂で遊んでいました。 我が息子達も漂着物を使って無心に砂遊び。 東京から小学生の孫連れで来たというおばあちゃんは 「海で遊ばせるより安全でここはいい」と絶賛。 その間、色んな親子がそこに来ましたが、すごーく気になった事が1つ。 砂で遊ぶ子供を汚いと止めるお母さん、多いですね。 小1ぐらいの子が夢中で遊んでいて、後から来たお母さんの最初の言葉 「ちょっと、手洗ったの?」 砂遊びは手を洗ってからするものなのか、それとも砂で遊んでる途中にやめて手を洗えってか? 無視して続ける子にそのお母さんは「ねえ、あっちでアイス食べない?」etc。 それでも続ける子についにキレて「早くしなさい!」 そのお母さん、Tシャツの胸に大きく書かれた『slow』の文字が光ってました(笑)。 他にも、「こんなことは公園でしてるのと同じでしょ、他の事で遊びなさいよ」という母親の指示に 「はぁ~い」と素直に従う子とか。 なーんだか…。子供を遊ばせに来たんちゃうんかい!と突っ込みたくなるくらい、 ゆったり自由に遊ばせない親の多いこと。 せっかく目の前に太平洋が広がってるんだからさあ、ゆるい気分になろうよ。 ところがもっと驚く事がその後に…。 館の人が憮然とした顔でやってきて、砂を平らにしながら注意を始めたのです。 口調は穏やかながら、目が笑ってない! なんでも、そこは砂遊びのコーナーではなく、漂着物を見てあれこれ考察するのが目的の場だと。 おいおい、今まで他のスタッフはそんなこと言ってなかったぞ。 その人、ウチの1歳の次男にも、笑わない目で言い聞かせてました。 これで子供達のオアシスは一変。 私も恐縮して、土台の白い板が見えちゃってるところに砂かけて直し、 長男、次男を止めさせるのに四苦八苦(なにせ叫ぶので)。 でもそれってさあ、小さい子には無理な注文じゃない? そういうのを考察できるのって、小5ぐらいから? 事実、誰も彼もそこへ来ると「わー、おもちゃがいっぱいある」とか喜んじゃって、 アラビア文字のジュースのパック見て遠い国に思いを馳せてる子なんか皆無。 遊んで欲しくないなら、そういう注意書きが欲しいッス。 じゃなきゃ、子供も親もどうしていいのか迷います。 または、未就学児入場不可とか? ていうか、遊びながら自然に知る事が出来るのを目的にすれば、そこで砂遊びもあながち間違いじゃないような…。 お役所的なあやふやな仕事されて、これには私もちょっと憤慨しましたよ。 「あの砂のところが一番楽しかった。明日も行こう」という長男。 だけどごめんね、またしばらく行けないわ…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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