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テーマ:家を建てたい!(9925)
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忘れないうちに書き留めよう。
家づくりに興味ない方はスルーしてください。 訳あって延びに延びていた我が家の家づくりですが、突如、基礎工事を始められることとなり。 ということは、工事前に地鎮祭をしなくちゃ! えーー、もう1週間ないじゃん!!! そんな短期間でバタバタと準備。 地鎮祭は長男の幼稚園に通う子のパパ(お寺のお坊さん)に「その際はよろしく」とお願いしていたので、慌ててスケジュール調整していただき、無事当日を迎えられることに。 地鎮祭は神式が多いのですが、私達は仏式を選びました。 「仏式はじっくり拝んでもらえていいよ~」との友人アドバイスに従って。 仏式地鎮祭の流れはこんな感じでした。 予定時間の30分前頃から、施工業者さんが笹竹を立てしめ縄を張り、台を置いて、真ん中に1尺5寸の穴を掘った後にお坊さんが到着。 まず全員でしめ縄に白い紙を結びつけ、バケツの砂を逆さに出して榊を差し込みました。 次に祭壇に供物を供えて準備完了。 向こう側に水平線、見えるかな? 工事前に木を切るので完成すると もっと開けるよ 五穀や魚を盛る皿を用意しとくんだった…。 袋ごとのせる大胆さは湘南ならでは?? お坊さんが、榊を立てた砂山と、土地の四隅に火のついた線香を立てて、いよいよ祈祷開始。 お経を上げながら、法衣のたもとから次々出てくる鳴りもの。 これが雰囲気を盛り上げたっ!!! エンターテインメントとしても感動的。 DNAに染み込んだ日本人特有のリズムが共鳴する感じだったよ。 中盤で、施主と建築家と工務店さんとで、中央に掘った穴と四隅に、米と塩と酒を撒きました。 それからまたお経があり、今度は土地をぐるりと、米と塩と酒を撒きながら歩きました。 最後はお坊さんが、お経をあげながら穴の中におふだと供物の一部を入れ、 「残りの供物は任意ですが、どうなさいますか?お魚は持ち帰ってお刺身で食べてもいいですよ」と。 これはもう、名古屋人の見栄の張りどころ。 迷う事なく 「全部入れちゃって下さい」 と返事する施主のダンナ。 で、大ぶりの鯛もメロンも、余す事なく穴の中へドサドサッと。 私は心の中で、「あっ、あぁ~~あ……」 そしてしめ縄も榊も穴へ入れて、施主が砂をかけて埋めて終了。 神さまお土地さま、おいしゅうございますかぁ~ 正味1時間弱。 神聖で、日本を感じ、大地を愛おしむ、かなり心洗われる時間でした。 怪しかった天気もどうにか持ち、終わったと同時に雨がポツポツしたけどそれも一瞬。 何より、雨より心配だった風が弱くてホッ。 風によってはフッ飛んでしまうからね、祭壇ごと。 それと、この辺の名物トンビ。 むき出しの鯛やら野菜やらを狙って頭上を旋回してましたが、しめ縄が邪魔だったようでこちらも大丈夫でした(笑) あ、でも終了後にカラスが五穀をつまみに。何でも見えるのね、天空からは。 地鎮祭のために準備したもの。 施工業者にお願いしたこと ・祭壇づくり(やったことないと言ってましたがさすがプロ、簡単な台を作って来てくれました) ・笹竹3メートル位を4本 ・しめ縄 ・バケツ1杯の砂 ・スコップ 施主が用意した物 ・米一升(1500g) ・塩一升(1800g) ・酒一升 ・五穀(アワ、キビ、大豆、小豆、麦を各コップ1杯ずつ) ・鮮魚一匹(1kg前後の鯛を魚屋に注文。そこまで大きくなくてもよかったかも) ・野菜5種(旬のもの。今回は筍、菜の花、人参、大根、新玉葱にしました) ・果物3種(りんご、バナナ、メロンにしました) ・三合のお供え餅(米屋に注文) ・榊5本 ※準備の内容は、宗派によってかなり違うようです。 祭壇は全てお寺や神社側が用意する所もあれば、笹竹は縁起を担いで棟梁が切ってくるという所もあり。 「地鎮祭は、代々住み着いた土地の霊を鎮めることと、神様の物である土地に住まわせていただく感謝をする儀式」と、お坊さんより。 ずっと賃貸暮らしで、そこに住まわせていただいてるなんて気持ち、持った事なかった。 すっかり意識改革されました。 最近は地鎮祭や上棟式を省く施主も多いらしいけど、脈々と受け継がれる伝統の儀式には必ず意味があるし、そういう文化を絶やさないためにも、施主になるならやったほうがいいよ。 八百万の神を肌で感じ、施主としての責任感も芽生える貴重な体験です。 できることなら子供達も実家に預けず体験させたかった。 まあどう考えても持たなかったと思うけどね。 お願いしたお寺の宗派は日蓮宗。 日蓮ゆかりの土地鎌倉で、偶然日蓮宗にお願いしたことにも何かの縁かな。 檀家でもない私達のために忙しい時間を割いていただいて、本当にありがたい思いです。 ところで、地鎮祭の謝礼は2~3万が相場とのこと。 仏式では紅白の祝儀袋ではなく、御布施と書かれた金封に入れました。 (文房具店に売ってました) そんなこと知らなかったので、友人から教えられなければ失礼があったかも(汗;) これからよろしくとの思いを込めて、建築家と工務店にも美味しい日本酒をプレゼント! 車の運転する人ばかりなので、その場で祝杯あげられないからね。 これでひとつ、たのんまっせ~。 土地を決めてすでに1年、ファーストプランが出てからももうすぐ1年。 やっとやっと、やーっと動き出した、我が家の家づくりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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