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テーマ:マラソンに挑戦(5687)
カテゴリ:ランニング
この春のフル3連戦の締めくくりにして、プラチナチケットの東京マラソン、しっかり楽しんでまいりました。 前日は東京ビッグサイトで受付の後、東京マラソンEXPOをぶらぶらと観てから都内へ移動、神田神保町のランステでジョグノートの福知山コミュつながりの方々と落ち合って皇居ラン1周を楽しみ、その後は新宿で前夜祭と盛り沢山に過ごす。 宿泊先は新宿コマ劇場の前のビジネスホテルで、同宿のポポロンライダー氏と午前7時に会場へ向かう。天気予報では降水確率が午前30%、午後50%で、午前9時のスタートであるため、うまく行けば雨には遭わずに済むかもしれないと思いつつも、時折強い風が吹いており、空を見れば雲の流れが速く、後半はきびしいことになるかもしれないと覚悟。最高気温は17℃の予報であったので、先週の駅伝と同じく、ショートパンツにランシャツ、アームカバーのスタイル、ただ、ひざ下は段階着圧ソックスで疲労対策としたが、風が冷たく、ビニール袋で作った簡易雨具をかぶって寒さをしのぐ。 スタート会場は大混雑で、荷物を預けてスタートブロックに移動するまでが一苦労、また、スタートブロックに着いてからは長い待ち時間にうんざりしつつも、石原知事のあいさつやら、出場選手の紹介やらを聞いていると特別なレースという感じが次第にしてくる。 9時10分スタート、Eブロックなので、スタートゲートは見える位置であるが、やはりなかなか進まず、スタートロスは3分くらい。でも焦る気持ちよりも待ち時間で固まった体が重く、まず5キロまではゆっくり行こうと考えながらゲートを通過。 人数が多いものの、都心の6車線道路全てがコースなので、新宿駅の大ガードをくぐる頃には結構普通に走ることができるようになる。靖国通りを下ってゆくたくさんのランナーの姿はまさに壮観の一言に尽きる感じで、都心を走り抜ける爽快感がこみ上げてきて、気分が高まってくる。 泉州、篠山と序盤ちょっと速めのペースのせいか、25キロ以降崩れる展開が続いていたので、今日は何とかイーブンペースでまた45分を切れればと思い、5キロ26分30秒を基準にして28分台まで落ちないようにするのが今日のテーマ。 最初の5キロを想定通り27分半で通過して気を良くする。コースは飯田橋の交差点を右折し竹橋を通って皇居前へ。右手に皇居、左手に丸の内の高層ビル街、以前勤めていた会社のビルを横目で見ながら、祝田橋までの広々とした直線を走る。 沿道には途切れることなく応援の観客が続き、またコース上数十か所でイベントも行われ、まさに大きなお祭りで、ランナーも一般のレースに比べるとファンラン派が多い感じがする。日比谷から品川までの間では、向かい風ながら薄日が差してきてちょっと天気に希望も出てくる。 15キロの先、品川駅手前で折り返し、芝公園まで戻ってきたところで往路でチェックしておいた人の少なそうなトイレで小用を足し、軽くストレッチして再びコースに戻る。これまでの2レースはトイレタイムを取らずにきたが、やはり何か気になってしまうので、早めに済ませることに。また、20キロの給水でこれまたこれまでよりも5キロ早めにカーボショッツをチャージ。 再び日比谷に戻ってくるとたくさんの観客にまさに迎えられるという感じで、銀座に向かって気分よく右折したところで突風にも歓迎される。ビル街で風が舞うせいか風の来る方向が一定しない。ただ、このあたり観客が最も多い地点だけに、風による気分的なダメージをあまり受けることなく、銀座4丁目の交差点を浅草に向けて北上をはじめる。このあたり浅草を折り返してきたトップ選手たちの姿が見られたが、土佐礼子選手は見逃してしまった(とっくに通過していたのかも)。 浅草までの道のりは、千葉に住んでいた頃に車で都心に出かけたときによく通ったところでとてもなつかしい。25キロを過ぎて足がだんだん重くなってくる頃だが、コースが平坦であることに加え、前半を抑えたことでいつもよりはまだ足が残っている感じ。ただ、天候が悪化し始めており、ちょっと焦る気持ちも出てくる。 それでも浅草雷門前の折り返し、ものすごい数の観客からの声援に鳥肌が立ち、しばし疲れが消えて、走りに力が入るとともに、このレースを急いで走り抜けてしまうことが惜しい気持ちさえ起こってくる。 しかし、30キロ手前の浅草橋の辺りからとうとう雨がしっかり降り始め、時折強い風も吹いてくる。残り12キロ、いつもここから落ちてしまうので何とか踏ん張りたいが、ちょっときびしいことになってきた... 日本橋から再び銀座へ。今度は左折し、歌舞伎座の前から築地交差点をまた左折し、35キロ地点の先で後半の難所と言われる佃大橋にかかる。「大橋」というものの、実際は長い陸橋であり、高低差はさほど堪えなかったが、登りきって以降風雨が強まり、前に進むのがやっとという状況も出てくる。それでも歩道のあるところにはたくさんの観客が傘も差さずに声援を送ってくれており、これが本当にありがたかった。 豊洲から東雲、自分の中では何もないところというイメージであったが、今は高層マンションの立ち並ぶ開けた場所になっていた。そして40キロ、いよいよゴールが近づいてくる。自己新の更新はもはやちょっと無理になっているが、何とか尻上がりのかたちで終えたい。 ビッグサイト手前の陸橋を登り、ビッグサイトの建物を回り込むとその先にゴールゲートが。右側の観客席からはこれまたたくさんの声援、これに応えて最後の力をふりしぼって走り切った。 自己新の更新はできなかったが、イーブンペースという点では何とかかたちになったかなというところか。後半の雨風がなければ、という気はもちろんするが、たくさんの声援の中を走ることができて、いつも以上のアドレナリンが出ていたであろうことを考えれば、むしろ上出来かもしれない。 出る前はテレビの取り上げ方や、芸人や女子アナが出ることなどでちょっとチャラチャラしたイメージもあったが、今は全然そんなことは思わない。やはりこんなに気持ちが熱くなるレースはそうそう経験できるものではない。来年はさらに倍率が上がるやろうなぁ... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.25 00:06:09
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