[ランニング]の記事一覧 | 週末ランナーのとっとこ歳時記

プチマラニック＋トレラン

昨夜は中学時代の友人たちと痛飲して午前様になってしまったが、せっかくの好天であり、花粉は気になるものの、かねて計画のプチマラニックに出かける。目的地は地元の名山である羽束山（はつかさん、５２４ｍ）。自宅から三田市街へ下って、ＪＲ福知山線の踏切をわたり、さらに１７６号線を越えて三輪神社へ。三輪神社の右手から坂道が始まる。市街地は標高１５０ｍくらいであり、そこから９０ｍを一気に上る坂で、結構きつく、昨夜の酒が残るからだにはかなり堪えた。登りきったところで三叉路に出くわすが、標識に従って真ん中の道を進む。左手は三田ゴルフクラブで、しばらく進むと道のすぐ近くにティーグラウンドがあり、ゴルフ場の中を走っている気分。風おだやかな絶好のゴルフ日和でもあり、最近ゴルフはやっていないが久しぶりにコースへ出てみたくなる。三田ゴルフクラブを通り過ぎてしばらくはアップダウンの田舎道を行く。車はほとんど通らず、静かなランニングを楽しむ。再びゴルフ場（有馬富士ＣＣ）の横を通り、県道に出て右に進むとすぐに「羽束山」の標識が現れる。登山口までは自宅から約８キロ、５０分ほどで到着、休むことなく登り始める。登山道は苔むした石段が続いており、ぬかるみもなく登りやすいが、傾斜は急なので走るまでにはいかない。十丁、九丁、と刻まれた古い石塔があり、一丁が１０９ｍらしいので距離の目安になる。年配の夫婦連れが登っていた他は誰にも会わない。六丁峠から少しの間平坦な道が現れたのでようやくトレラン。頂上には結局２０分足らずで到着。登山口からの標高差は２４３ｍ。広い山頂には羽束神社があり、三田市街から六甲まで一望でき、とても見晴らしがよい。携帯で写真を撮ったり、水を飲んだりはしたが、ほとんど休まず下りに入る。山道の下りは苦手というか、単独行なので足を怪我するわけにはいかないため、慎重に下る結果としてコースタイム以上に時間がかかることもある。いつも感心するが山慣れた人は下り方が安定していて速い。登りとほぼ同じ時間で登山口に戻り、復路に入る。田舎道のアップダウンが結構堪えてくるが、ゆっくりでいいと思いながら走り続け、スタートから２時間２７分で戻る（信号待ちなどの時間を除く）。全行程１８.６キロと「マラニック」といえる距離ではないが、アップダウンのあるタフなコースだった（市街と頂上の標高差は３７４ｍ）。普段は近くのジョギングコースを走っているが、同じところばかりだと飽きてもくるので、これからも近場の山に向けてプチマラをやってゆきたい。（写真は山頂にあったもの、神事のおまじないか？）

物欲

本日はいつものコースを２周。少しずつジョグのペースは上がってきたが、新しいコースの開拓など変化をつけたいところ。新しいコースやマラニックに出かけた際にどのようにして走った距離やペースを知るかであるが、帰ってきてからジョギング・シュミレーターのサイトでこつこつ地図をなぞるというのがコストのかからないよい方法だろう。リアルタイムで知りたいとなると距離を測定できる時計ということになるが、シューズにセンサーを取り付けるタイプ（スントやポラールなど）またはＧＰＳ搭載のいずれかということで、最近ちょっと欲しくなってきている。シューズセンサータイプは測定誤差が出そうであるが、ガーミンが出している最新のＧＰＳタイプ（ForeAthlete205, 305）は結構よさそうである。ただ、このガーミンの時計、現物を見たが結構でかい。見た目ほど重くはないが、少し大げさな感じがするし、そもそもお値段が安い方でも定価で４万円近くする。他のデジタル手段としてはＧＰＳ携帯に対応したadidasのサービスがあるが、精度がどの程度なのかよくわからないし、パケット料を考えればどうかという気もする（私の携帯は最低限の契約で、そもそも携帯の買い替えが必要になる）。Nike+iPodなんてのもあるが、こちらはどうなんだろう？今ランニングのときに使っているのは山用のプロトレックなので、ストップウオッチはあるがラップはとれない。まぁそれでも特に大きな不自由はないが、小額デジタル機器の衝動買いが隠れた趣味のひとつである私にとって心揺れる今日この頃である。

サロマに向けて

初フルの興奮も筋肉痛とともに収まりつつあるが、これからサロマ湖までのスケジュールを考えるとなかなか大変である。まず、４月、５月は仕事が超繁忙期であるので、平日に走る気力が持つかどうか不安であるし、何よりも最大の強敵花粉症が今年は猛威をふるうとの見通しがある。何しろ高校時代からの筋金入りの花粉症（自慢できる話ではもちろんない）なので、一体どうなることか。今年は用心して半月くらい前から薬を飲んでいるが、おかげで日中眠気に襲われ、しばしば瞑想状態（つまり起きているつもりの居眠り）である。例年５月の連休明けには大体収まるものの、そこから本番までは１ヶ月ほどしかない。また、この冬は走ることにすっかり関心がいっていたが、いよいよガーデニングのシーズン到来である。庭も一通り落ち着いてはきたが、雑草や虫との戦いがまた始まるわけであり、必要最小限の薬剤の使用でゆくためには手間をかける必要があり、これまたきびしいところである。ただ、これから芽吹く木々や草花の様子を見ることはとても楽しみであり、冬場にあまり時間を使っていないとはいえ、植え替えや寒肥の工夫がどのような結果になるか、早く見たい気がする。さて、篠山に行くときに壊れた愛車であるが、幸いファンベルトの交換だけで済み、エンジン焼付きという最悪の事態は避けることができた。主に週末しか乗らないので異常に気が付くのが遅れた訳だが、エンジンの異音には要注意である。

休足日

昨日のフルマラソンの疲れでもしかすると動けなるかもと思い午前を半日休暇にしていたが、筋肉痛はそれほどではなく、階段の登り降りにも特に支障はない。昨日はゆっくり風呂に入り、しっかりストレッチをして、たっぷりアミノ酸サプリを飲んで寝たおかげか。ただ、両足ともつま先部分が痛く、これは今までにあまり経験のないところ。おそらくは足が上がらず、つま先着地になっていたのかもしれない。確かに３０.６キロの折り返し以降は地面を見て走ることが多く、とにかく一歩一歩走ってゆけば、○○分後にはゴールなんだ、と自分に言い聞かせながら走っており、歩きが入ったラスト３キロ以降は上体を起こすことがつらかった。完走したことでもっと充実感にひたるか、あるいはもうマラソンなんてこりごり、と思うかレース前はそのいずれかと考えていたが、からだの節々の痛みにレースを振り返った一日だった。

初フル完走、でも少し反省

さていよいよ初フルの篠山ＡＢＣマラソン。更衣室の混雑を予想して早めに車で出かけるも、エンジントラブルとなってレッカー車で再度ご帰宅の羽目となったり、トイレ待ちの行列で足元の縁石につまづいてころんだりとスタート前は波乱が続いたが、それでも何とかくじけず落ち着いてスタートラインに立つことができた。１０時５０分、号砲は鳴ったが私のいる最後尾の第４ブロックは全く動く気配なし。東京マラソンほどではないにしろ、田舎町（篠山の皆さんごめんなさい）に１万人近い参加者が集まっており、それが２車線の道路にひしめきあってスタートするので、なかなか進まない。スタートラインを踏んだのはスタートから１０分後、その後もまだ足の置き場に困るような状態がしばらく続く。天気は快晴、気温９度で風もほとんどなくコンディションは上々。走者も次第にほぐれてきて１５キロあたりまでは快調に進む。応援の人々や私設エイド（アメを配っていることが多い）が続き、これが篠山の町にとって大きなお祭りなんだなぁということが実感される。最近のランニングブームも東京マラソンが火をつけたお祭り感覚が大きな要因ではないかと思う（こちらは大分地味ですが...）。小中学生のハイタッチに応えているといっちょまえのランナーになった気もするし。ぎりぎりサブフォーペースで走るも、２０キロ地点でトイレタイムをとったせいか、ハーフは２時間（以下全て手元計測のネットタイム）をわずかに超えてしまう。２４.１キロの関門を過ぎると最初のシシ汁エイドがあったが、何しろ初めてのフルなのでどこまで行けるかを試したく、シシ汁はゴール後にとっておくことにする。２５キロ地点の手前から３０.６キロの折り返しを過ぎてきたランナーたちとの対面通行が始まる。このときは特に速いという気がしなかったが、後で彼らとの違いをしっかり思い知らされることになる。２５キロから３０.６キロの折り返しまではコースの先がよく見えるので、延々と続く走列と残された距離が次第に重く感じられてくる。３０.６キロの折り返しを回って今来たばかりの道を戻り始めたが、マラソンでよく言われる「３５キロの壁」が現実になってくる。今まで走ったのは最長でも２４キロだったので、すでに未体験ゾーンに入っており、この３５キロの壁を経験することも今回のテーマのひとつであったが、そんな事前の思惑ほど落ち着いて状況を感じることなんてできない。３５キロ地点の手前には２つ目のシシ汁エイドがあり、すっかりレイドバックしてシシ汁を啜っているランナーも多く、のんびりと楽しみたい欲望に駆られつつも、先に進む。ただ現実はやはりきびしく３５キロ地点までぎりぎりキロ６分を維持していたが、３５キロ過ぎに胸の痛みを感じて初のお歩きが入ってしまい、それからは一気に疲れを感じ始める。見事に３５キロの壁に正面衝突の状況。体のどこかが特に具合が悪いわけではなかったが、一歩一歩を意識しないと足が出ない状況になる。今思えば軽い脱水症状であったかもしれない。３５キロ地点を過ぎても給水所はスペシャル用のみしかなく、私設エイドでようやく水にありつくと、一気に２杯を飲み干して、ついでに梅干をいただく。このおかげで少し持ち直すが、あと３キロの地点で完走が見えたせいか気持ちが切れてきて、時々歩きが入ってしまう。ラスト１キロ、スパートする力は全く残っていないが、歩きのままゴールするわけにはいかないので何とか続けて走り出すうち、少しペースを取り戻す。これがラスト３キロから必要だったな。４時間２０分でゴール。初マラソンとしてはごく普通の記録で、完走できたことはもちろんうれしいが、「少なくとも最後まで歩かなかった」は初回から崩れ、精神力に課題を残す。サロマ湖に向けて長距離、長時間の経験を積んでカバーしていかないと。

明日は初フル

いよいよ明日は初フルとなる篠山ＡＢＣマラソンの日。昨年１０月に突然始めたランニングもひざの故障やきつい風邪にもめげず、よく続いてきたものだ。レースとしては３回目、普段はひとりで黙々と走るばかりだが、レースの雰囲気はとても刺激になり、それがモチベーションのひとつであると思う。まだ私のペースのあたりはマラソンランナーとは言えないかもしれないが、「少なくとも最後まで歩かなかった」といきたいと思う。