■哀悼■ 衣笠祥雄 ■ 享年71歳 ■
謹んでご冥福をお祈り申し上げますプロ野球広島の内野手で、国民栄誉賞を受賞した衣笠祥雄(きぬがさ・さちお)氏が、23日夜に上行結腸がんのため東京都内で死去したことが24日、分かった。71歳だった。プロ野球記録の2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれた。75年に広島のセ・リーグ初優勝に貢献し、「赤ヘル旋風」を巻き起こすなど黄金期を支えた。引退後は解説者として亡くなる4日前までテレビ解説を務めた。通夜は24日に東京都内で近親者により行われた。突然の悲報だった。衣笠氏は19日、横浜スタジアムで行われたDeNA-巨人で、今季初めてTBSのテレビ中継の解説を務めた。体調を気遣い「代わりましょうか?」と打診されたものの、仕事への強い意欲を示したという。周囲の配慮で、急きょ元巨人の槙原寛己氏とのダブル解説となった。それが最後の公の場となった。