♪きまぐれ＊じゅんこちゃん♪

コピラさんは　他の男性も紹介してくれたので　何曲かづつ　踊って頂きました
みなさん　カップルで踊っている中　コピラさんは　額に汗を浮かべながら黙々とシャドーをしていました
「風になるため」には　こうした地道な練習の積み重ねが　あるからなんだなぁ～と
しみじみと感じました
コピラさんのブログで「妻に　かつて自分が感じた事のある　風を僕が感じさせてあげたい　」という風な事を書いてあったのを思い出しました

私は　思い切って　コピラさんに声をかけました
私　「すいません　ちょっと　お願いがあるんですが・・・」
コ　　「なんですか？」
私　「先ほど　レクチャーの中で　カップルで指導してくださったステップなんですが　
感じを掴んで帰りたいのです。ちょっと　合わせて頂けませんか？」
（ううぅぅ・・・ステップの名前がわからない・・・）
大半の方が　カップル参加だったので　その方達は　ホーキンス夫妻に　アドバイスを貰いながらポーズをとっていたのですが　私のように単独参加者は　いまいち感じがわかりませんでした
コピラさんは　快く胸を貸してくださいました（って　相撲かい！ｗ）
やはり　カップルを組むと　イメージしていたものとは　違うような気がします
首をかしげながら　ブツブツ言う私をみかねてか （いつも　そうなんですが＾＾；）
ボディーと言葉を加えながら　熱心に説明してくださいました
出来ないながらも　何かイメージみたいなものは掴めました
コピラさんは　何度も何度も　イメージする感覚を私のボディーに伝えてくれました
コピラさん♪(*^-゜)vありがとう!!★彡

そんなこんなをしている時に　会場にコートを着た杉じぃが入ってきました
「まだ　早いけど　お客さんもいなくなったし　そろそろ片付けようか！」
（ええっ～～＠＠　私以外は　関係者？　部外者は　私だけ（≧□≦）；）
あらら・・・　なんて　お邪魔虫なんでしょう・・・
と　反省する間もなく　杉じぃに向かって　私の口から出た言葉は
「すいません　１曲だけ　踊ってくださったら私　気分良く帰りまぁ～す=*^-^*=にこっ♪」
（おお～～＠＠　なんと　大胆なことを　言ってしまうんだろう　私）
杉じぃは　「おお～～そうか！」と言って　おもむろにコートを脱ぎ
かかって来い！！とばかりに　ホールドをして　私を待ち受けていました
（きゃきゃ！　うれしいぃ～）
とホールドを組んだところで　曲はタンゴに替わりました
杉じぃのボディーは　シルバー世代とは思えない　マッチョなボディーと心地よい空間のあるホールドでした
おお～～＠＠　すばらしい！！と　ウットリとしようとした　その瞬間！
「おいおい！！　ちょっと　待てよぉ～～」と言いながら　踊りを止め　ホールドで組んだ右手を離さず　私を　ひっぱりながら　会場の片隅へと連れて行きます・・・
ええっ～～＠＠なになに？
面食らう私に　会場の壁の部分の扉を開く杉じぃ・・・
そこには　大きな　鏡がありました
「チミチミｗ　ホーキンスのレクチャーは　ちゃぁあんと聞いていたのかい？」
（うぅぅぅ・・・聞いていたというよりは　見とれていたかも・・・）
「いいかいｗ　僕は遠慮しないよｗ はい！ここ!此処!ココ！！」
杉じぃは　そう言いながら　私の尾てい骨　左脇腹　ネック　ボディを　指差しました
「いいかい！こうでしょ！ほら　もっと意識を持って！いいから僕を触ってごらん」
前々から　思っていたのですが　ダンスに夢中になると　普通では考えられないような　行動が　ためらいもなく取れるものです
端から見たら　何て不可思議な行動なんだろうと思う事が　何故かできちゃうんです＾＾；
皆さんにも　経験はありませんか？
杉じぃは　ただの教え魔とは　格段の差があります
もうこれは　「和製寿ホーキンス」と言っても　過言ではありません
（って　コレ　褒め言葉になってる？ｗ）
「良いかい　覚えておくんだ　ロミオとジュリエットだよ♪」
と私に伝授してくださいました
あのまま　誰も声をかけなかったら　永遠に講義は続いていたかもしれません
「すいません！！杉山さん！！」
そうです　会場の片付けをしなければならなかったんです（≧□≦）；
私は深々と頭を下げて　お礼を言いレッスン着を着替えに行きました
会場に荷物を取りに入ると　皆さんでクリスマスパーティーの打ち合わせをしています
私は軽く会釈をして帰ろうとしたら　杉じぃが　笑いながら
「良いかい　覚えたかい　ロミオとジュリエットだからね♪」と　声をかけてくださいました
「駅まで　送りますよ」と　コピラさんも　一緒に会場をあとにしました
駅までは１分　帰る方向は反対なので　「奥様にも　よろしくとお伝えください　今日はどうも　ありがとうございました♪」と　お礼を言って　地下鉄に乗りました
帰る地下鉄の中　線路から伝わる振動と音は　いつの間にか　私の中では
心地良い　ダンス音楽のリズムを奏でていました（おわり）