第一章完結
米子に帰ってきました!
この3日間は私の人生の中で
とても大切な日になりました
―――
8月8日(金)
朝6:10に米子駅集合
やくもはしょうさんとお隣
お話し~
最近はしょうさんからも冗談にノってくれます
岡山駅で乗り換え~
新幹線は一般の方とお隣
大人しくしてたらしぼんだ
寝れはしないんだけど
目つぶってうとうとしてたら
ふと彼のにおいがして
振り返ったら彼が連絡しに来てた!
自分の嗅覚に拍手。
東京駅ついたらバスへ
顧問団に交じって最前列
すが|あきやま||こうの|いしぐろ
お隣で泡の出る大人の会が…*゜
こうの先生が尿意極限状態になってたのは
本当にかわいそうだった;笑
バスのドア開けてもらえてよかったよね!
都内の渋滞にハマりにハマって
なかなか高速に乗れず
夕方のリハに間に合わず
リハ断念
高速に乗ったら
順調に群馬へ
途中のパーキングで
あきやま先生が米沢牛コロッケをおごってくれた♪
やっとホテル到着
一人部屋だーい!
ごはん食べる前に
少し時間があったので
あきやま先生とのぶゆきさんとあたしで
駅前をぶらぶら
一回部屋に戻って
ロビーに集まるとき
知らない番号から電話が入ってた
絶対彼だと思ったから
かけ直したら
やっぱり彼だった
番号げっと!
もちろん登録!
よかった、かつてあたしの番号だけでも登録してもらっといて
夕食は学校ごとに時間が決まってたから
あきやま先生と二人
大人になったら飲みに行こうって
あたしたちの代が誘ったら
どこへでもすぐ飛んでくるって
楽しみだって
あきやま先生はもはや第二の母だって言ったら
感動してた
だってずっと一緒だったもんね
ごはん食べたら
ひとまずお部屋に戻った
暇になったから
飲みに行っちゃう前の彼に会いに
お部屋行ったら
《暇なんでしょ》って
ロビーに下りて
二人でお話し
そしたら先生方が集まってきて
みなさんで夜の街に繰り出しに
よしい先生「生徒さんもですか?」
こうの先生「社会勉強、社会勉強」
社会勉強したかったけど
まあそこは大人しくお見送りを
す「あんまり遅くなりませんように。
飛ばしすぎないでくださいね。」
よしい先生「誰かの奥さんみたいですね」
す「(のぶゆきさん指して)旦那なんです」
のぶゆきさん「(笑いながら叩く)」
彼らと別れて
一人の部屋に戻って
お風呂
上がってからは
後輩たちに交じって
お話し&トランプ~
後輩たちとは1:00に別れて
部屋に戻る
もう帰ってきてるかな?
もう寝てるかな?
携帯にかけたら場を崩すかな?
アド知らないからCメール送る?
やっぱり部屋にかける?
でも寝てたら起こしちゃうよね?
どっちにしろ迷惑?
勇気が出なくて
悩みに悩む
…
でもチャンスはない
今回逃したらもうない
向こうはどうであれ自分の行動だけは後悔のないものにしたい
その気持ち思い出して
彼への想い在るだけひっぱりだして
意を決して部屋に電話
《はい》
「こんばんは。須賀です。寝てました?」
《うん、まあ寝てました》
「すいませんっ起こしてしまって…」
《いや、全然いいよ》
半分本当で半分嘘だけど
「寝れないんで、起きてたら付き合ってもらおうかなと思って…」
それから5分ほど電話でいろいろお話し
「そっち行ってもいいですか?」
《ストレートだな~》
1:15~4:00
お部屋でお話し
《なぜ作曲家がここでチェロにこれを弾かせるのか》
《チェロの音じゃなきゃだめだったんだ》
チェロを弾いてるんだから
チェロの音を聴かせなきゃ
だから彼はいつも音を大事にするって言ってたんだ
それだけはポリシーとして持っている、って
最後はロビーで一服に付き合ってから
おやすみなさい
―――
8月9日(土)
朝は6時起床
5時に目覚まし設定したのに…
まあ余裕だけど
朝食もあきやま先生と二人
ごはん食べてから
歯みがいたり準備して
暇でロビー
みーつけたっ
《よく見つけるね》
もう無意識でのぶゆきレーダー働いています
1日目にリハできなかったので
朝に施設借りて1時間リハ
楽譜なんて見れないよね
彼の指揮を一瞬も逃したくなくて
そのあとすぐ会場入り
楽器積み降ろして
顧問団とお茶
それから最後のリハ
思いきり、みんなでやってやりましょう
みんなでイきましょう!
そのまま本番
これで終わりだよ
チェロの音を聴かせてやる
そして何より
彼の音楽、つくりたい
舞台に出て
彼が来て
指揮台に立って
胸の前で手を握って合わせる
《よろしくお願いします》
ああ、始まるんだな
出来るだけ彼をずっと見る
今までにないくらい、ずーっと
ポロネーズ、すごい楽しかった
みんなどうしたの、この勢い
絶対これ気持ちいいでしょ
ワルツはそれなり
終わって
写真撮影
真ん中陣取って
一つ間つくって
のぶゆきさんの隣死守!
そのあと
ふうかちゃんと二人で
空き時間を楽しんだ
あの子はいい子だ!
講評の後は交流会
まあまあ盛り上がった
去年の鳥取県の比ではなかったけどね★
のぶゆきさんも隣で
なんちゃら音頭踊ってた
バスではもう隣が指定席
講評を読んで
すっごい喜んでた
講評の人が本当に聴いてよかったと思える素晴らしい団体が5,6つあったって言ってて
《こんなにベタ褒めしてあったら5本の指に入ってるよね》
《だって『様式美』、『知的な演奏』だよ?》
すごい嬉しいそうだった
あたしもそれ見て本当によかったと思った
帰ってから
鳥西男子とこうの先生とのぶゆきさんと私で夜ごはん
そして彼はまた夜の街へ
あたしはお風呂
彼が帰って来るまでの時間
日野ちゃんたちのお部屋におじゃま
0:00にまた部屋に電話
予告もしてたし
今回は速攻
「今日も行っていいですかっ?」
お互いの家の話
昔のほろ苦い話
教育の話
生徒さんの話
音楽の話
大好きの話
なんで?の話
だってすてきですよの話
0:00~2:15
楽しかった
一日の最後に“おやすみなさい”を言うのが
好きな人なんてしあわせ
―――
8月10日(日)
6時起床
朝はのぶゆきさんと二人でごはん
後輩ちゃんたちに
「先輩すごいですっ!
最近先輩見ると絶対隣に先生が居るんです」
って
そうなんです、
らぶらぶなんです*゜
バスで東京へ
隣はもう変わることはないです
加川ちゃんがヒットしてるとか言うから
あたしもヒットしたいって言ったら
《大当たりでしょ》って
やっぱり、ね
笑
上野に着いて
自由行動
あたしは
あきやま先生とこうの先生とのぶゆきさんの4人で行動
アメ横をぶらぶら
昼ごはんはお店入って
まぐろの漬け丼
《高校生で漬け?渋いな~》
やっぱとりあえず丼物で。笑
食べた後
人酔いで気分悪くなっちゃった生徒のために
あきやま先生とこうの先生は上野公園に帰ることに
必然的にあたしはのぶゆきさんと二人っきり
デートですね!
子どもちゃんのおみやげ買いにデパートへ
子どもコーナーやら赤ちゃんコーナー、おもちゃコーナーまわって
ぜんまいざむらいセットを買ってお会計して
そしたら店員さんが私に品物を手渡した
…
《これってさ、どういう関係に見られてるんだろうね》
「やっぱり妻ですかね」
《だって制服着てるけど。コスプレ?》
「じゃあのぶゆきさんはコスプレ好きな人?」
《え~》
「むしろのぶゆきさんも学生に見られてるんじゃないですか?
娘はさすがにないでしょー?」
《いや~》
「じゃあ私へのプレゼントだと思ったんですかね?」
《本当だよね。
これってどういうことなのか後であきやま先生に聞いてみよ(笑)》
確かになぞだった
でもデート楽しかった
時間ギリギリになって
二人で競歩
人すり抜けるの上手すぎだったね
バスで東京駅まで
東京駅であきやま先生とのぶゆきさんとおみやげ買いに
あきやま先生とあたしが二人だったら
一生集合場所に着けなかったよね
笑
新幹線では
席をぐるんと回して
《正面ですか(笑)》
なぜかあきやま先生がジュースおごってくれた!
途中から一般の方があたしの隣に来られて
ぐるり
いい子に大人しくしてた
後ろからトントンってきて
しゃべったの、むふふ
やくもに乗り換え
あかりちゃんが一足お先に
ありがとうございました
とか言いに来るから
もう泣いちゃって
もう本当に終わりだから
寂しくて悲しくて
泣かしてんなよ!ってなったね
あたしの隣の席が空いてたから
「はい、ここね」って
強制的にお隣
《もう最後だしね》って座ってくれた
《終わりだね》
「あたしが居ないと寂しいでしょ?」
《寂しくなるね》
やっとアドレスも教えてくれた
あんなに生徒には教えないって言ってたのに
「ちゃんと邪魔にならないくらいでメールします!
月に1回ですか?
2回、3回、4回ですか?」
《そんなん気にしなくていいよ》
「じゃあ寂しくなったらしていいんですか?」
《いいよ》
米子駅に着いて
とうとうお別れ
とりあえず最後だから
溜めて
「先生、大好きです」
って言ったら
照れて、笑顔で、
腕をポンって
《ありがとう》
あきやま先生の車を
二人で待ってるとき
《あと半年じゃん》
《楽しみに待ってるから》
すごい照れながら言うから
胸が苦しくなった
手降って
行っちゃって
涙が出た
この3日間
隣に座って
ごはん一緒に食べて
夜中お話して
ついて回って
ずーっと一緒に居て
何回も大好きって言った
いくら言っても
足りない気がするけれど
少しは伝わったよね?
家に帰ったら
お風呂に入って
ごはんも食べずに
すぐ就寝
―――
8月11日(月)
朝は10時くらいに起床
彼にメール
そしたら彼からメール
本当に好きだ
なっつやmymt先輩、藍ちゃんやらに生存報告
4時ごろ藍ちゃんと電話してたら
ぷぷ ぷぷ ぷぷ…
キャッチ?
なっつがいたづらでもしてるんだと思ってた
電話終わってから
履歴見てみたら
彼じゃん
即折り返し電話
《メール返信しても返って来ないから
すがさんらしくないなと思って》
4時間経ってたんだよね
それにしても…
愛を感じる!
えみちゃんも
「それ…落としたね」
あたしが心の中でただ自信過剰に考えてるのと
えみちゃんが声に出して言うのとは
えらい違いだよ
「はるちゃん恐い~」
「本当に狙った獲物は逃がさないね」
今日は一日中だらだらして過ごしたな
まだ全然余韻に浸りきってます
私の心は米子に帰って来れるのかしら?
むしろ日野に居るんじゃないかしら?
勉強はがんばろうと思う
だって彼ががんばれって
応援してるからって
ユースに絶対出たいから
絶対前期で合格しなきゃ
やる気も倍増
―
ということで
私ののぶゆきさんへの愛と
チェロへの情熱、
ここでひとまず第一章完結
なんとなく弦楽部に体験入部に行った一年生の私に感謝したいくらい、
人生がすてきなものになった
のぶゆきさんに会えてよかった
またすぐ会えるかな?
次会うのは今夜の夢?
笑
とにかく
ありがとうございました
大好きです