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恋する着物生活

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きものせいかつコンシェルジュ ともみ

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2005.04.06
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テーマ:着物(543)
カテゴリ:きものの思い出
お花見の待合せ。

K君の今日の出で立ちは着物かな~、なんて期待しつつ・・・
じゃーん、ご登場。
やっぱり?普通(洋服)の格好でした! うーん、残念。

「着物は持っているけど、足袋がなかったから」とのこと。
「今度、白足袋をプレゼントしようかな」なんてふと思う。

桜を愛でつつ、着物についておしゃべり。

「1枚だけ持っている着物は、おじいさんの着物。
『実のおじいさん』じゃないひとの人の物なんだけど。」だという。

一瞬、わたしは「?!」

子供の頃に自分をとっても可愛がってくれた近所の方、
お父さんと懇意な間柄だったので、
K君にとっては「本当のお祖父さん」のような方だったと。

背が高く、いつも着物姿、イナセな人柄だったという。
お亡くなりになって、K君の元にやってきた一枚の着物。

今日わたしが着ていた着物は
母が若い頃着ていた小紋に、織りの名古屋帯。

着物は洋服ほど、流行に左右されない。、
着物は「仕立て直し」や「着方の調節」がきく。
「良いものは"いい"」という観点でも、生きが長く、代を経ていく。
大島紬なんて、お祖母さんから孫の代まで、着られるという。

着物は家族の間で代々、引き継がれていく。
親族の間柄でなくても、こうやって思い出と一緒にも引き継がれていく。

これがわたしが着物が好きな理由。





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Last updated  2005.05.12 11:06:46
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