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テーマ:着物(543)
カテゴリ:きものとわたし
昨日のブログに書いた呉服屋さんに、開店早々にいってみました。 母宛の葉書を頼りに初めてみるお店は上品な店構え。 ショーウィンドーの一部には紅白の垂れ幕がかかっている。 「なんだ、よかった~。 潰れちゃうお店ではないのね。」とおせっかいのような、安堵感のような、でも「そしたら大々的なセールじゃないのかしらん。」と複雑な心境。
会釈をして入店。 老舗っぽい、いい感じの雰囲気。 50歳ぐらいの感じのよい美人女将が登場。 わかめ(若いというにはもう、妙齢すぎてます、わたし)の客がやってきてか、嬉しそうに微笑で挨拶をする。 母宛の葉書をみたことを告げる。 「でも、買物したのはかなり前と思うんですけど。」と正直にいうと、名前を尋ねられた。 母のこと、分かっているのか、いないのか、微妙な反応。 もし、10年前に、たった1度の買物で300万円ぐらい買ったお客なら「お得意さま」として、すぐ分かるんだろうな、と下世話なことを内心思った。 さて、品揃え。 お目当ての「金鷲」の草履は、すべて礼装用。 なーんだ。 おくのお座敷には反物が並べられていたけれど、とても「売りつくし」の雰囲気ではない。 他の商品、帯にしても和装バックにしても、品数は少ないし、わたしのような世代(30代)、着物初心者、染めより織りのカジュアル系のものは、ほとんどなかった。 悲しい。 なぜかって、お得なお買物ができなかったこと、期待はずれだったこともそうだけれど、女将さんはすっごく、親切で感じがよく、お上品な方。 着物の先輩として(わたしと同じ着付け教室の卒業生と判明)お話しを伺ったり、仲良くしたいな、って感じの人柄だったのです。 なのに…お店は流行ってなさそう。 15分ぐらいしかお店にいなかったけど、だんだん「空気を痛く」感じて、「また、来ますね。」とお暇をした。 悲しい。 後で母に確認したら、茶道の先生の紹介で10年程前、買物をした店とのこと。 一体何の着物を、いくらで買ったのかも、謎。 母も記憶がうる覚えで、且つ、腹立たしいことに「まだ、しつけ糸、ついたままよ。 一度も袖とうしてないわ。」だって。 タンスの肥やし! お得な買物行脚の娘には、本当に腹立たしい言動! 着物も泣いているよ。 きっと、売ってくれたあの女将さんだって、それを知ったら…。 このお天気、梅雨入り。 精神状態にあんまりよくないよな心持ちになった出来事。 ま、それより、呉服屋さんの営業状態を気にするより、自分の人生、身の振り方をちゃんと考えなさいって? ちなみに、昨日でまた1歳、年を取りました。 友人との誕生日の会食は、先方の同僚にご不幸(お通夜)があり、キャンセルに。 しょうがなく、実家での夕食は母が料理した「カツ」。 「負け犬から、勝ち犬になってもらいたいからね~。」だって。 ほんと、むかつくんです、わたしの母。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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