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カテゴリ:きものめぐり
どうして驚いているかというと… 今年の夏、東京湾花火大会の日。 わたしは朝っぱらから銀座をうろついていた…。 それも浴衣で! 昼前に友人とランチのアポ、その後、「きものde銀座」の友達に会って、夕方からは別の友人たちと花火鑑賞。 「朝が遅い銀座」、人通りの少ない場所を浴衣でうろうろは、ちょっと恥ずかしかったけど、しょうがない…。 最初のアポの前、初めて「銀座 きしや」の前を通りかかりました。 あ、ここなののね。 ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、 どんな感じ? 入ってみたいな。 でもわたしは「一見さん それも朝っぱらから浴衣の怪しいオンナ」。 でも「銀座きしや」にとってもとっても興味津々。 そうこのお店、銀座の三大老舗呉服店といわれ(るらしい)、美智子皇后陛下御用達のお店。 はんなりとした、やわらかい色目の、きしや独自の染めの着物は「きしや好み」といわれると、聞いたことがあったのです。 そう、敷居高いお店なのです。 ミーハーの私。 人が少ない銀座の朝をいいことに、写真撮影を決行。 店先離れたところで、「友達に見せてあげよう」と、携帯カメラでカシャ! すると、路上で黒いスーツ姿の中年男性が、わたしをみて微笑んでいる! もっ、もしかしてわたし、田舎者、丸出しでしょーか? 近づく男性、「よかったらお店に入りませんか。」 な、なんと「きしや」の店員さんだった。 とっても紳士な店員さん。 こっぱずかしい…写真の理由と、お店を拝見したかった理由を告白。 きっと私がその日一番のお客さん。 私でもお買物できそうな (多分、レベルに合わせて下さったのでしょう (^^ゞ ) 「きしや好み」に染められた、お上品な色目の小紋など拝見。 淡く、優しい、素敵な品々。 ココロが「ほわん」となる感じ。 15分ぐらい、お話しを伺い、見学して、そして大胆にも申し出てみた。 「あ、あの、展示会のご案内をいただけますか?」 「よろしいですよ。」と店員さんは名刺を下さる。 「お客様カード」ではなく「芳名帳」のような台帳に一通り記し 一礼をして店をでる。 ホッ。 貴重な体験にるんるん。 --- さて、すっかり秋。 他の呉服店からは秋の展示会のご案内がチラホラ届き始める。 でもきしやさんからは…。 内心 「うーん、きしやさんからは、来ないのかな、やっぱり。 一見さんだし、怪しい浴衣オンナだったし。」 と思っていた矢先、 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ツ!! 老舗は「人を裏切らない」。 まずはこんなところから、実感デス。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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