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『ヤマトタケル』。 10年前、猿之助と右近のダブルキャストとなった『ヤマトタケル』だが 今は猿之助は裏へと回り、主役のヤマトタケルとその従者タケヒコを、右近と段治郎が交互に務めている。 当日、チケットのプライスを見たら、14000円だった。 ひえ~!! 私は右近タケル、段治郎タケヒコのキャスティングの日。 右近タケヒコは出てきただけですっと目が行ってしまう華があって、あの 存在感には「やっぱり右近ヤマト、段治郎タケヒコが王道?」と 思ったのだけれど 後半タケヒコ段次郎の美しさや静かな花のような 右近とは違う強さが表現されていくにつれ、段次郎タケルも見たいなあと 思い始めた。 そして女性陣(笑)ですが、オトタチバナ春猿は少女時代から、タケルを心から 慕い、好きな男のために犠牲になっても構わないという、内に秘めた情熱の女性を 怖いくらいのの色気で演じていく。 男性しか出演していないことを 本当に何度も忘れてしまうくらい、女性陣(?)は 美しく、たおやかで ため息が漏れる。 ファザコン??? なのか、というくらい 父に認められたくて 愛されたくて それゆえ、苦悩し 最終的にはそのために命を縮めてしまうタケル。 父に会うこともなく 死んでしまったタケルが 最後のカーテンコールでまっすぐ父のところへ向かい、ひざまづいてその手を 取った瞬間、思わず目頭が熱くなる。 舞台は アップテンポだし、アクロバットな場面も多いので途中出てくる 感情のふれあいの部分では なかなか”感動”というところまではいかず 次の展開に心は動く。 そのせいか、 一番の感動シーンがカーテンコールになってしまうのだ。 休憩 2回をはさんだ4時間20分。 最初の休憩30分には 客席で予約のお弁当を食べていたり 手製のお弁当を食べている人が多かった。 だいたい50~60代の女性同士かご夫婦。 バスに乗ってやってきた団体さんもいる。 10月には 御園座で歌舞伎の予定も入っているので ちょっと お勉強しなくては、と思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 25, 2005 12:38:28 PM
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