カテゴリ:リラクゼーション
なんにもしない時間が いつのまにか ゆるりと流れていった。
南紀白浜の椿温泉に なかなか素敵な温泉宿があると聞いており タラソテラピーの予定を変更し 新大阪からかなり横揺れの激しい 列車に乗り込むこと 2時間15分、のどかな そしてどこか 物悲しさをも感じさせる駅に着いた。 季節が良くないのかな。 平日のせいか 人もまばらで 駅の待合には 汽車に乗りそうもない ご老人たちが 歓談したり ぼーっとしたりしている。 ヒマなせいか バス乗り場の案内のおばちゃんがなにかと気にかけて 世話を焼いてくれる。 「椿温泉」行きのバスに乗った。 山あいのヘアピンカーブをいくつか やり過ごすうちに どうやら また気持ち悪くなってきたようだ。 足元においたバックもゴロゴロと動き回っている。 が、気持ち悪いので ほおっておいた。 今日の宿は 白浜にある椿温泉、 「海椿葉山」 まだ7年目の新しい小さな宿。竹原義二の設計で、グッドでサイン賞など多くの 建築賞を受賞し、多くの雑誌で取り上げられている。 いわゆるデザイナーズ旅館と呼ばれる類か。 まず楕円形の建物(ムーミンの家みたい)のロビーが目に入り、 そこから中庭を囲む回廊を通って部屋へ通される。 ロビーの建物 回廊 お部屋は「海鳥」 部屋数が6つしかないので なかなか予約がとり難いようだ。 今回はトップシーズンではなかったので かなりギリギリの セーフ。 お部屋の建物が海辺に建てられているので 部屋からは 海と空だけが 見える。 だけどこれがただただ落ち着く。 夕日が最高らしいのだが 生憎曇模様。 それでも 私とN嬢は なんだかとても幸せな充たされた気持ちに なった。 さっそく お風呂に入ることにする。 32度の源泉と沸かしたお湯が42度。 42度は少々熱めではあるが 気持ちいいくらい。 のぼせてきたら 源泉に腰までつかってクールダウン。 42度の方も 源泉のたし湯ができるしくみになっていて 露天ではないけれど ずーっと入っていられる。 見える景色はもちろん海。 お湯は無味無臭だが ほんのすこしぬめりを感じる。 あー極楽、極楽。 温泉宿のお食事といえば 「これでもかっ!」というくらいの 過剰な量が出るのであるが ここのお料理は 海の幸をふんだんに使用し 鰹のだしがしっかり効いていて上品な 味付けになっている。 お米も美味しい。 先ほどの楕円形のロビーでジャズ聞きながら雑誌をめくる時間も またよろし。 ほとんど他の宿泊客と顔をあわせることもなく お風呂も常に貸切状態であったし 宿の人も 必要なことを伝えてくれ またオーダーには それなりに応えてくれる。 お布団の状態もとても気持ちよく 朝まで熟睡したのであった。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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