Koizumi Tomato

昨晩は久しぶりの外食となりました。
特に食べたいものもなかったので割と近所の聖蹟桜ヶ丘へ行き、百貨店のお食事フロアにある「野の葡萄」へ入店。ビュッフェ（いわゆる食べ放題）なのですが「健康」をテーマにしているというので興味をそそられました。メタボリックな今日この頃、やはり「健康」というキーワードに弱いのです。

料理は和食が中心でシズラーなどのサラダ系バイキングとは違います。炒め物やら煮物とか和え物とか酢の物とか漬物とか。パスタとかカレーもありましたが素材は旬のもの＆素朴なものを極力使っている様子。ご飯は白米、麦飯と八穀米と、もう一種類ありましたが失念。デザート、ドリンクも多種ありました。

私が食べたもので憶えている料理は（正式な料理名はちょっと違うかも）、
夏野菜のあんかけ焼きそば・ヤーコンのてんぷら・切干大根・トマトのゼリー寄せ・チャンプル・小あじの南蛮漬・ひじきの煮物・ナスの煮びたし・冷製おでんなど。80種あるそうなので全然憶えていないですね。
大量に盛ってあるのではなく一つの料理でいいとこ10人前ほど。或いはもっと少なく見えるものも。一回に少しずつ取り分ける感じです。肉系をガッツリいきたい男性には向いていません。現に男２人組がすぐそばに座っていたのですが、煮物などには目をくれずひたすらカレー（それでもトマトカレーなのですが）、うどんを取りに行っていました。野菜嫌いも無理です。肉を中心にした料理は並んでいません。何せ旬の野菜がメインなのですから。

肝心の味ですが･･･最初「なすの煮びたし」と「ひじきの煮物」を口にしたとき随分あっさりに感じました。ひじきは甘辛い味付けが好きなのですが「さすがに薄味で統一してるのね」と思いました。健康がテーマだからね。しかしペペロンチーノと野菜炒めは「しょっぱっ！」と言わずにはいられないほど。がっかりしたのですが酒もあるので百歩譲ってツマミには良いのかも、というレベルにしておきましょう。
そして夏野菜のあんかけ。初めは酸味が強かったのですが、逆にさっぱりしていて美味しく感じました。なくなって新しいものが用意されたので「せっかくだから又食べよう」と二度目を口にすると先ほどとは違う味に。今度は甘味が格段に強くなってしまって後残りするくらい甘く、違うものを口にしているのでは、という印象でした。
調理はアルバイトでしょうか。もう少し味の統一をしないと店のコンセプトを揺るがしかねないでしょう。あと料理全体の味のバランスも。薄味でも素材を美味しく食べられる調理法はあります。せめてダシを効かすとかね。

調べてみると九州に本社があり宿泊施設や風呂、式場など手広く事業を行っている会社みたいです。ただ聖蹟桜ヶ丘店は直営ではなくフランチャイズだそうで。
何を売りにしているかって「健康は食から」だそうなので「食べて健康」を感じられる味にしていただきたい、といった点では要改善かと。