Koizumi Tomato

日にちが過ぎてしまいましたが、11日は結婚記念日でした。

前日の10日、土曜日に出かけてお祝いしました。
場所は西新宿（初台）の東京オペラシティ53階にある「八かく庵」。
（株）ダイナック経営の、豆腐と湯葉料理がメインのお店です。


実は昨年の結婚祝いにも訪れていて「どうせなら今年も」と、予約を入れてくれました。
新宿に限らず都内には幾つも高層ビルがあるけれど、
オペラシティは夜景の穴場だと思います。
東京タワーがさほど大きく見えないのでロケーション的には他の場所に比べると落ちるかも知れませんが、高いだけあり（地上230m）、都会が一望できるので良しです。
また、展望レストランは観劇やコンサート帰りの人たちが多いため落ち着いた客層。
芸術には何のゆかりもない私たちですが、そういう意味では大変重宝する場所です。

地元の豊田駅を出たのが夕方4時頃。
しかしまたしても中央線は最大70～80分の遅れ。
西国分寺駅構内での人身事故が原因でした。
おかげで久し振りに人の間に挟まれ
身動き出来ない状態を味わいました。

とりあえず一旦新宿まで出て、初台まで歩く。
オペラシティに向かう時には、雨はそれほど降っていませんでした。

　西新宿の街は少しずつイルミネーション。

オペラシティのクリスマスツリーは15日からとのことでした。
まさに今日、点灯式が行われたはずです。
本日解禁のボジョレーヌーボーがふるまわれ、
芸術の場に相応しくサックスカルテットの演奏で点灯カウントダウン。


　でも、私たちが目にしたものは屋台骨。

数日遅ければ･･･残念です。
ちなみに12月25日までの間、11:30～23:30まで点灯されるそうです。
オペラシティはオフィスビルでもあるので
勤めている人にとっては当たり前の風景。贅沢ですね。
でも新宿で有名なのは、やはりサザンライツ（昨年の模様）。
一体電気代は幾らなんだ？と心配になります。


イルミネーションの話はさておき、
エレベーターホールのところにいる方が毎度気になります。
ちなみに別々の場所に一人ずつ、計2名です。


　この人の後方がエレベーターなのですが。

　


　このように、じいっと。

清掃の人は、この人たちのことも拭いてあげているのでしょうか。
床はご覧の通りピカピカ。
インフォメーションのお姉さんが帰ってもなお立ち続ける姿に
見ているこちらが疲れてしまいました。

　高速エレベーターで53階まで。

次第に強くなる雨風のせいで、より「ヒューヒュー」と不気味な音をたてて怖かったです。



　八かく庵　東京オペラシティ店


予約を入れてあったので窓際に座ることが出来ましたが
強い雨で霧がかり、眺望は突然真っ暗になることしばしば。
残念でした。

料理は「ゆば　八かく庵」というコース。一人前5800円。
このお店はコースが殆どで、単品料理は少ないようです。


　食前にそば茶、そばのこんぺいとうなど。


おもてなし･･･京都藤野の造り立て豆腐
前菜･･･本日の旬菜盛り
お造り･･･引き立て温湯葉と生湯葉の刺身
揚げ･･･貝柱の湯葉巻きと旬菜の天婦羅
包み･･･炙り中トロと京野菜　湯葉包み
紙鍋･･･京生麩と湯葉・旬の鮮魚の豆水しゃぶしゃぶ
飯物･･･五穀米ご飯　雪消飯
香の物･･･漬物
甘味･･･豆ふアイス


全体的に薄味でお肉が入っていないコースなので、
女性には嬉しいかも知れません。
が、最終的にはかなりお腹いっぱいになります。

　第一弾、造り立て豆腐。

最初に真ん中の塩をふった上に左の梅ゴマをかけ食し、
次にだし汁をかけ右のわさび少しと頂くように言われました。
これ、メインのお豆腐には申し訳ないのですが
塩＋梅ゴマ、だし汁自体の味が美味しいです。


　旬菜盛り。

菊花ゼリー、白和え、栗の甘露煮、黒ゴマ豆腐。




大好きな湯葉の刺身は冷＆温。
生ゆばは生醤油、温ゆばにはだしわり醤油が出てきます。
冷たいのと温かいのでは食感も風味も違うので、
ミルキーな温ゆばに美味しいだし汁が大正解。



　天ぷらはごく普通。


　炙り中トロと京野菜　湯葉包み

甘めのゴマだれを中トロにかけてから、
春巻きのように湯葉でくるんで食べます。
前回も食べたのですが、これだけ味が極端にぼやけた印象。
たっぷりゴマだれをかけてもイマイチ。
中トロや湯葉そのものの味を消さない程度に、
たれがはっきりしても良いのでは。

　

生麩と湯葉・旬の鮮魚の豆水しゃぶしゃぶ。
魚はカンパチです。
生麩は左から、あわ麩・よもぎ麩・かぼちゃ麩・ごま麩。
この辺りで満腹感にくじけそうになります。

　五穀米（雪消飯）、赤出汁、お漬物。

そもそも「雪消飯（ゆきげめし）」というのは、
食後にサラリと召し上がるものだそうですが･･･
サラリ、といくにはあまりにも胃の余裕が無かった。
五穀米の上に豆腐、湯葉、大根おろしがのってあんがかかっています。
あんかけのトロミがもう少し緩ければ、より優しい感じに。


　胃が破けるとか言いつつもアイスは別腹で。


食後は必ず「今日は損か？得か？」を話し合う、セコいコイズミ家。
5800円のお値打ちですが、
まずお店の売り「豆腐と湯葉」が美味しいので良いと思います。
他の料理も悪くはないし、これだけ色々出てくれば妥当です。
晴れていれば夜景もコースの一部ということで。



食べることばかりで、「これからも2人で頑張っていこう」というような話は無かったような。
でもこうやって何かの日に一緒に出かけられるというのは、幸せなことです。
いつまで経っても子供じみた者同士ですが、
互いに高めあえる様な関係でいられたら良いなと思っています。


帰りは新宿駅まで歩きました。
傘を持たずに出てきたので、本降りには参りました。
でも途中からは地下道に助けられました。
都会って便利ね。

結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ。
フラー