コンタクトレンズの洗浄液が無くなってしまったことを
思い出したのは、夕食後でした。
まだ20時前で、
昼・夜と食べ過ぎたこともあり「運動兼ねて歩いて買ってくる」。
坂上のウェルパークまで散歩です。
いつもは黒川清流公園の崖(階段)をあがっていくのだけど
夜は怖い。
いや、通いなれているのだし行けるかも?と思い直して
公園の前までやってきたけど、
見つめれば見つめるほど真っ黒の林
カサカサ・・・コソコソ・・・と熊笹が幽かに擦れる音
まるで私の噂をしているようで、
やっぱり怖くて入っていけません。
本当なら10数分で着くところを、結局倍の時間をかけて
廻り道することにしました。
亡くなった方のこと、魂は忘れずに、大切にしたいと思う。
それなのに、どうして怖いのだろう。
全く知らない人が恐ろしい姿で現れるから?
私は出くわした事がないのに訳も無く怖いです。
皆さんは何らかの体験をしたことがありますか。
ここまで恐怖心を植えつけられたのは、
小学生のときに何故か家にあった
「うしろの百太郎」と「恐怖新聞」の古本を読んだせいです。
(両方とも原作つのだじろう)
夏休みに見た「あなたの知らない世界」も怖かったけど。
今なら「くだらない」と感じるかも知れませんが、
一人じゃテレビの前に居られませんでした。
ああ、今でも「アンビリーバボー」とかで心霊特集やってると
すぐにはお風呂に入れない。
それから子供の頃、冬の寒い夜。
窓に映った豆電球の灯りを母親が
「あれはキツネの鬼火だから早く寝なさい」と。
想像を絶する恐ろしさ、布団の中で縮こまって
すっぽり被って息苦しいけど
少しの隙間からでも侵入してくるのだと本気で信じていました。
←白髪の男子が守護霊の「うしろの百太郎」
そういえば、ちょっとした話題になっていたソフトバンクのCM、
白い犬が人間の言葉を話しているけれど
「白い犬が喋る」のは、この作品が元祖じゃない?
霊能犬ゼロというのがいて、
テレパシーを使って主人公と会話するという・・・。
心霊・超能力ブームの頃の作品で、物語中にはユリ・ゲラーや
清田益章くん(超能力少年)も登場します。
スプーン曲げや念写など。
清田くんが自分のおでこにポラロイドカメラをあてて、
実際の人形を脳内イメージして写しだすシーンがあるのですが
その人形の顔が不気味でちょっとしたトラウマに。
「丑の刻参り」や「こっくりさん」の話も怖かった。
こっくりさんは小学生のとき面白半分にやってみたことがありましたが
私たちが訊く事といえば、
「○○くんは○○のことが好きか」とかで、
皆で握った鉛筆は大抵誰かが動かしていたりしたものです。
以前父に聞いたこと。
子どもの頃、近所でお祓いがあるというので行ってみると
キツネに憑かれたという人が
山盛りの油あげをガン食いしていたので驚いたと。
血走った眼で唸りながらたいらげ、恐ろしかったそうです。
「恐怖新聞」では、ピアニストに憑かれた少女が弾いた曲が「展覧会の絵」。
今でもこの曲を聴くと真っ先に「恐怖新聞」(実は百太郎の方かもしれない)を連想。
そして同じく、何かに憑かれた女の子が
ゴキブリを自在に操って、部屋中にゴキブリを集めるという
とんでもないシチュエーション(実は百太郎の方かもしれない)。
ゴキブリに囲まれ、炊飯釜にもゴキブリがドッサリ、
ゴキブリをくわえてゴキブリを噛み砕き、
「ゴキブリは食ってもうまいし、それにこんなにかわいいじゃないか!!」
とか言う、とんでもないセリフもあったりして(うる覚えですが)。
書いているうちに色んなことが思い出されて収集がつかなくなったので、これくらいにしておきます。
最後に「うしろの百太郎」のイメージを探すためGoogleを見ていたら
こんなのにヒットしたことをご報告。
「うしろの百太郎」の脳内↓
うそこメーカーより。
守護霊なのに「悪」だらけ。
ちょっとの「愛」と、それを上回る「H」・・・。
ちなみに、うしろの百太郎を現す四字熟語は「乳首一番」だって。
全然怖くない。