朝10時、ポンタンと一緒に動物病院へ。
診察台にあがったポンタンは、
落ち着きなく歩き回っていました。
聴診器をあてるのも一苦労。
体温を計るときは、もはやお決まりの
おもらし&ウンチもらし・・・。
しかもおしっこは噴水のような勢いで、
診察台に水溜りを作っていました。
先生が「はい、おしっこゲット~」
看護士さんが素早くスポイトみたいなもので
採取していたのがおかしかった。
触診しながら、近頃カラダを異様に痒がること
尻尾の付け根あたりの毛が薄くなってきたことなどを
話しました。
その上で、尿・糞便・血液・レントゲン・超音波・心電図に
耳ダニや疥癬の検査を行うということで
「頑張ってね」とポンタンを病院に預けて一時帰宅。
「早めに終わるようだったら電話します」と言われたので
それを期待しながら過ごしていたけれど、
13時をまわっても連絡がなかったので
何となく不安に思いながら夕方の診療時間に迎えに行きました。
診察室に入って先生の説明がはじまったとき、
診断結果の用紙に
「腹腔内に腫瘤状の陰影」
の一文を目にしてしまい、
一気に心臓の鼓動が早くなってしまった。
尿や糞便、血液、心臓に異状なしと順にきて
「それでですね」
と言われ、思わず涙がこみあげそうになったけど
メモを片手に、きちんと理解しなければと
先生のお話に耳を傾けました。
レントゲンでははっきり確認できず、
超音波で2センチほどの影の中に
更に5~8ミリ位の腫瘍があるようだ、とのことでした。
それが良いものか悪いものなのかは、
組織を取って病理にまわさなければならないが
副腎とは違う位置で見られ
確認しづらいことから、
腫瘍に腸管が絡まっている恐れもあるそうです。
先生は
「今日の診断で判ることはここまでで
なにしろ何とも言えない症状なので、
エキゾチック専門の先生に診ていただいてはどうでしょうか。」と
真摯にセカンドオピニオンの提案をしてくださいました。
不明瞭なまま今後のことを決めるのではなく
様々な見地から可能性を引き出すのが賢明であると。
病院からの帰り
助手席に置いたキャリーの中で丸まって眠る
小さなポンタンの姿に目をやった瞬間、
不安と悲しみと、申し訳なさと
切ない愛しさに襲われて、運転しながらワンワン泣きました。
まだ悪性とも判らぬ腫瘍は、
気持ちの中で勝手にモヤモヤと大きくなっていきます。
仕事の合間に心配して電話をしてきた夫の問いかけにも
「わからない」と言って泣く事しかできませんでした。
夫が帰宅した頃には私も少し落ち着いたので
ひととおり説明をしましたが、
何かあると「プチン」と気持ちが切れて涙が溢れてきます。
「まだわからないでしょ?どうしてマイナスに考えるの」
と一喝され、
「そうだよね」と涙を拭きました。
日ごろフェレ友さんのブログを拝見してまわって
皆さんもフェレちゃんも、大変な病気と闘っているのに
まだなんだか判らない状態で、私がこんなに落ち込むのは
頑張っている皆さんに失礼だなと、考えを改めました。
早速、紹介先の病院に予約を入れました。
金曜日に今日のレントゲン写真などを借りて
その足で行ってきます。
相模原にあるエキゾチック専門のクリニックです。
電話先でも、しっかりとした応対をしてくださいました。
また病院で、ポンタンには可哀想なことをしてしまうけど
私はもう泣かないから、
一緒に頑張ろうね・・と一方的に誓うのでした。
メンタル的に弱い人間なので、湿っぽい記事になりましたが
「頑張る」と決めたらケロッと復活するB型人間です。
フェレっ子達のことも、自分のことも
毎日一生懸命になろうと奮起した次第であります。
お気に入りのポンタンショット。