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テーマ:☆動物愛護☆(3966)
カテゴリ:家庭・地域動物関連
朝日新聞が、猫の飛び出しを避けて起きたとされる事故について、野良猫や野良猫に餌をあげている人たちに一方的に責任を転嫁する記事を公表しました。
事故によって重軽傷を負った園児やその保護者の方々には、心からお見舞い申し上げますが、記事の内容には大変問題を感じます。 この記事のために、静岡市動物指導センターには、「このような事があるから猫をどうにかしろ」という電話が多数よせられ、ホームセンターが販売している捕獲器には注文が多数きているとのことです。 記事の詳細は下記リンク先をご参照ください。 http://mytown.asahi.com/shizuoka/news01.asp?kiji=12747 朝日新聞に、是非、ご意見をお送り頂けますよう、ご協力をお願いします。 私もnobo9172さんのブログでこの件を知り、急いで意見を送りました。 なお、朝日新聞には下記から意見を送ることができます。 http://www.asahi.com/reference/form.html 私は下記のような意見を送っておきました。 ---------------------------------------------------- 貴社の当該記事は、まるで野良猫や野良猫に餌をやる人が、事故の原因をつくったかのように書かれているような印象を受けました。しかし、もし本当に野良猫をよけようとしたために起きた事故だとしても、野良猫の存在をつくったおおもとは人間です。その部分には殆ど触れず、野良猫や野良猫に餌をあげる人々をスケープゴートにすることは、今回の事故の本質や、野良猫を生み出す社会的な問題を歪曲することに他なりません。 さらに、記事の中で、野良猫を「安楽死処分」しているとの記載がありましたが、静岡県では二酸化炭素ガスにより殺しており、二酸化炭素による処分は濃度や圧力、対象動物の年齢等による条件を上手く調整できないと麻酔効果が現れる前に窒息が起こり、安楽死になりません。実際、目視による確認でも数十分に渡りもがき苦しむ様子が観察されています。「安楽死」といった誤った記載をしたことで、社会に誤った認識を植え付け、安易に家庭動物や地域に生きる動物を処分センターに渡す人を増やす結果を招きかねず、その観点からも今回の貴社の記事の責任は重大です。 実際、貴社の記事を読んだ読者から、静岡市動物指導センターに「このような事があるから猫をどうにかしろ」という電話が多数よせられ、ホームセンターが販売している捕獲器には注文が多数きているとのことです。 おりしも、現在、今年度の動物愛護法改正を受けて、環境省が主導となり、動物の福祉に配慮した観点からの「犬猫の引取並びに負傷動物の収容に関する措置要領」等についての見直しが進められているところです。貴社のような影響力の大きい新聞社によるミスリードによって、こうした重要な流れの足を引っ張るようなことは断じて行われてはならないと考えます。 貴社の当該記事の訂正を公表してくださいますよう、強く要望いたします。なお、場合によっては、他のマスメディアに公表することも辞さない所存です。何卒、ご賢察のほど、よろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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