カテゴリ:入試
将来の進路を考えたときに、文系は理系に比べると非常に不利です。しかし、それでも文科系の学問に魅力を感じることはあるでしょう。
文系でも就職にそれほど不利でないのは、法学部と経済・商学部関係です。 法学部の場合には採用側は「法律リテラシー」を期待されます。法律の独特の文書を読みこなす能力のことです。世の中は法律で動いているので、たとえ四年生大学卒業であっても、法学部卒の使い道は広いでしょう。知人の法学部卒の人は地方新聞社で働いていました。マスコミを目指すなら、文学部より法学部かなと思います。公務員試験でも有利です。ダブルスクールが多いみたいです。 経済・商学部関係の場合には「経理に強い」ことを期待されます。できれば、大学院まで行って、税理士の資格を取ってしまうことを勧めます。税理士だけで食えるかどうかは本人の腕次第ですが、かなりインパクトが強い、書類選考に残ることができやすい資格です。 最近は文系でも大学院進学が増えましたが、弁護士資格取得、税理士取得、教員の専修免許取得、MBA取得などの明確な目的がない場合には、文系の大学院修了者は就職で苦労します。安易な進学は考えものです。それとも今は文系の修士に寛容になっていますか? ごくごく一部のトップクラスの大学に関しては、企業内に学閥などがあることがあります。そこで引っ張ってもらうことができる可能性もある。あるいは就職後、同じ大学の先輩から親切にしてもらえる可能性もある。企業間をまたがって横のつながりもできます。 意外とこういう縦のつながりのメリットは大きいです。非常に大きい。文系で大学に行ってよかったと思うのはここかもしれません。 今からできる良いことは、忙しいときでも一筆箋で手紙が書けるか、年賀状が出せるか、だそうです。 私、できないなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.29 12:48:06
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