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ゆとり教育の世代は世代の平均的な学力が低い可能性がある、とツァオさんがおっしゃいました。トラックバックします。
そう、平均が大幅に下がったことだろうと思います。自分の子供を含めて。 文部科学省の本音ベースは教育の公的負担削減と少数のエリート育成で、ゆとり教育は現段階では「失敗」と見なされています。彼らとすれば少数のエリートが育てば失敗ではなかったかもしれませんが、明らかに平均が下がった。一流大学でさえ学生のレベルが下がったと嘆いているらしいと聞きます。 理念は違ったんですよ。きっと。 暗記事項を絞り込んだ分、ゆったりと教材を練りこんで、理解力と応用力と多面的なものの見方を育成しようとしたんです。 理念どおりの教育をしている学校があると聞いています。 理解力と応用力と多面的なものの見方。 どうやって育成しているか。 その学校では信じられないほどの量の読書とレポートを書かせるそうです。記号にマルをつける試験なんかしない。腱鞘炎になるんじゃないかってくらい、書いて書いて書きまくるそうです。 ゆとりなんかある訳ない。非常に厳しいそうです。高校になったら原書を読ませるとか。 いいなあ、と思いますが、勤務校でやるわけにはいかないなあ。 とりあえず、発展教材は残らず触れる。ちょっとだけ化学IIのことにも触れる。ぬるい授業をしないように突っ走る。理解しにくいことはなるべく一発で理解できそうな実験を突っ込む。そして、暗記にはルールを! 時には資料を見ながら記述式の問題に答える訓練を! とか思っているけれど、自分の非力にもだえること、もだえること。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 本当にゆとり教育が失敗したとしたら、それはゆとり世代と言われる人たちが「自分たちは失敗作だ」と思い込むことです。それが一番の社会の損失です。教えれば、分かる。生活経験があれば小学校で理解できなくても高校になれば理解できる。失敗ではありません。 いつでも気がついたときからやり直しが効くのが子供の可塑性の素晴らしいところです。 ゆとり世代はどうやら可塑性をかなり残しているらしい。まだ時間はあります。今からでもなりたい自分になりましょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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