カテゴリ:日々のつれづれ
今日は随分早く終わったね。
一学期最後の授業のあるクラスで。とんとんと授業が進んで少し時間が余ってしまいました。 苔「どうする?」 生徒さん「先生の子供さんの話が聞きたいです。」 苔「じゃあ、ちょっと言いにくい話をしようか。 私は妊娠したのは3回。子供は二人。どうしてだとと思う?」 生徒さん「おろした?」 生徒さん「流産した?」 苔「そう。流産したの。そのころは私も若くて、化学をなめてた。 変異原性のある、つまり突然変異を起こしやすい薬品を手袋もせず、マスクもせず、ドラフトも使わず、キャニスター缶で多量に扱っていた。 そして、流産してしまったの。 私は実験で安全確保をうるさく言うし、テストにも出すけれど、皆さんには目の前にある物質を正しく理解して安全に扱って欲しいの。悲しい目にはあって欲しくないの。 だから、厳しい授業だとおもうだろうけれど、まあ私の一方的な願いがこめられているわけね。 じゃあ、テストをやろうか。」 直後に「薬品の適切な扱い方」のテストをやったら全員満点でした。 願い、通じたかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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