基本に忠実に本質を伝える

私が作ったテストを初めて食らった学年。えらいことになりました。

前の先生が作った問題で常に上位を占めていた子ががたがたと点を落としてきました。
私は外部のテストになれてもらう目的で「見たことがない入試問題レベルの難問」を多少いれてくるのですが、真面目な子達がその問題で予想外に動揺してしまったらしいのです。

そういう傾向がある学年だ、ということはうっすら分かっていたのですが。
つまり、きちんと真面目にこなしてくるいい子たちですが、想定外の事態に弱い。

そして、ちょっと悪んぼ系だったり、タフにテストを受けられる子達が伸ばしてきました。

もちろん、基本にも立ち返って欲しいので、基本問題も多めに。
解答欄も丁寧に作って、見間違いや解答欄間違いを起こさないようにメモを書き込んで。

そういう作りだと、テスト自体には弱いけれど、基本は覚えてきたという子が、今までよりもグーンと点数を伸ばしてきました。解答欄ミスがないだけで20点以上あげた子もいます。

結果として、平均点付近に集中して、標準偏差が12くらいの、すごく成績がつけにくいテストになってしまいました。

今回は前回よりもちょっと難しい。範囲も広い。

今回の目標。
点数を上げてきた子が気持ちを維持できるテスト。
動揺した上位層の気持ちを立て直せるテスト。

そして、成績がつけられるように、応用問題を少し。