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あっさりと白状してしまいますが。
私よりも保護者さまの方が学力が高いケースはあると思います。 たとえば、化学と英語が一番できる人。教育学部には行きません。多分、薬学部か医学部に行くと思います。そして勤務しながらさらに専門性を高めていらっしゃるわけです。 国語が一番できる人。多分、他の科目もバリバリにできます。国語だけができる人ってあまり見ない。国語だけがマシという人は結構いますけど。そうすると、理系でも国語が入試にあるような大学を受けてらっしゃる。文学部に行くとは限らない。 つまり、学力という面からいくと、教員の学力が物足りない保護者さまは結構いらっしゃると思います。 かなりの授業の問題は教員の学力不足と準備不足だと昨年思い知りました。実際に問題はあるのだろうと思います。そこは改善しないといけない。 だから、授業後に生徒さんにリサーチしています。まあなれてきた子は正直にいいますが「全然わからない!!!」とか。大抵は遠慮してはる。予習も頑張ってやります。職員室では本当に先生方はいつもいつも勉強してます。 で、そこが分かっていなかったんですが、私はもともと企業の技術者なんで「問題のピックアップと改善、改善効果のチェック」は当たり前だと思っていたわけです。ただ、教員という仕事の繊細さを理解していなかった。問題があると思っても、改善したときのリスク管理が甘かったわけです。 本当に些細なことで、授業から生徒さんの気持ちが離れてしまうことがあって、そうなるとどんな改善をしても効果がほとんど出ない。まずは「授業を聞く」という態度は強制して身につけないといけない。そして、ひょいひょいと授業の形式を変えると生徒さんはついてこられない。基本路線はうかつに変えられない。 そのあたりの指導力とか、確固たる基本路線というのは本当に経験のなせる技で、これだけは長年教員をやっていないと身につかないものなんだ・・・・と若輩は思い知った次第です。 今年も先輩方の授業を見て勉強します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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