テーマ:大学入試(210)
カテゴリ:入試
大学受験に欠かせないものは「お金」です。
ここに書いている話は現高校三年生ではなく、現高校二年生向けの話になります。 大学進学に必要なお金をJASSOの奨学金でまかなおうという方は多いと思います。 JASSOの抽出調査をグラフにしました。これ、国公立・私立・自宅外・自宅すべての平均値で、 概ね学生生活にかかる費用は200万円です。 そんな費用を楽に負担できるご家庭は限られているので、今どきの学生の半分以上は奨学金を借りているようです。 日本の奨学金は「学生ローン」なので、しんどいですけどね。 それでも奨学金は進学に必須と考えざるをえません。 給付型の奨学金もH29年度入学生から募集しますが、 タイプ1
自宅外私立なんかとっくに諦めているからそんな奴いねぇよ、と思いました。 タイプ2
そもそも進学する奴がいねぇよ、と思いました。 あ、こないだ富山で戦後初の児童養護施設出身の国公立大学進学者がいると言っていたので、 70年に一人くらいはいるかもしれません。はい。 給付型奨学金の話おしまい。これは進学先で申請しますんで。 たとえローンであっても学生生活に役に立つ奨学金ですが、 入学金は用意できません 入学金を用意するためには、今から貯めるか、別のローンを使うしかないんです。 しかも入学金は合格が決まってから1週間~2週間で一括納付です。 ローンを使う場合でも審査が間に合わない。 案1 今から貯める。一番安い学校で最低70万(入学金20万+前期授業料50万、もう少し高い)。 案2 面倒くさいほう 予約採用の申し込み ↓学生支援機構の「入学時特別増額」を申し込む。50万円まで ↓日本学生支援機構奨学生に対する入学金融資制度 を使って入学時特別増額を担保に借りる ↓振り込む この方法が一番貸与利率が低いはずです。固定金利を選んでも0.16%+αくらい。 ただし、合格が集中する時期は審査に時間がかかります。 二週間では間に合わない可能性もあると思ってください。 案3 民間の金融機関からローンで借りる。通常のローンよりも利率は低め 案4 教育支援資金 で就学支度費を借りる。50万円まで 無利子 審査あり 一見魅力的な案4ですが、プロでさえ審査が通ったのを見たことがないという・・・ 別制度優先の原則があり、案1~案3が可能な人は使うことができません。 つまり、この時点でJASSOの奨学金を申し込んでいたら、申し込めない 子供は勉強を頑張る。主たる家計の支持者は入学金を11月までに用意する。 私はそこまでしてでも大学に進学する意味はあると思っています。特に女子は。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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