バジル(バジラ)を見送りました
どこに書こうか?悲しいお知らせなんだから書かずにいようか?そんな事を考えましたが、誰にも知らせないと言うのも気が咎めたので、一番長くバジラを愛して貰ったここに書くことにしました。5月27日がバジラの命日になりました。平均寿命が7年と、超が付くほど短命なバーニーズ。そう思えば、10歳11ヶ月12日のバジラは充分な長寿だったと言えるんでしょうね。6歳を過ぎたくらいから、「もうお年寄りだと思って接してくださいね」と病院の先生には言われてましたし、死因のトップである癌を疑わせるような腫瘍が2回もでき、その度に手術、組織検査・・・死刑宣告を辛うじて免れてきたバジラ。寿命をはるかに越えた事には気付いていましたが、私達の目には、ただ普通に年老いていくだけで、こんなに早く見送る日が来るとは思っていませんでした。そんなバジラに異変を感じたのはゴールデンウィーク頃。トボトボと歩くから、ヨボヨボと歩く・・・明らかに歩く足取りが変わり、「おかしい・・・」リンパ腫でした。バジラに限らず、私達はどの子に対しても、「無駄な延命はしない」と決めていたので、抗がん剤だったり、薬で何とかしようと思いませんでした。彼がもっと若かったら、そういう選択肢で悩んだかもしれませんが、あと1ヶ月で11才というバジラに、抗がん剤などのきつい薬で治療をしようとは思えなかったんです。とにかく、苦しまず、痛くなく・・・見送ってやりたい・・・それだけでした。その祈りが通じたのか?本人の日頃の行いが良かったのか?長く寝込むことなく、彼は逝きました。後悔しないよう、親バカ全開で愛して育てましたし、今の南の島の家だって、バジラの為に選んだようなもの。身体の大きさに比例して、費用も手間もかかり、可愛い写真を写す心の余裕すらないような感じで育てました。その愛に応えて、バジラは平均寿命を4年も越えて長生きしてくれましたし、ゆうchanの時と同じく、奇跡的なタイミングで、私達2人に見送られて旅立ちました。大型犬に憧れたのは、子供の頃に見たアニメ、アルプスの少女ハイジに出てくるヨーゼフ。憧れても簡単に手を出す事が出来ないのが大型犬。パパと出会わなかったら、一生縁がなかったかもしれない。そして、私にとってもパパにとっても、生涯、最初で最後の大型犬。苦労も、喜びも、愛も・・・いっぱいいっぱい貰いました。有難うバジラ・・・ゆう君と一緒に、ママが行くまで待っててね。長い間、バジラを愛してくださった皆さんに心からの感謝を込めて・・・ご報告いたします。有難うございました。