|
カテゴリ:どんぐり文章題
知り合いの娘ちゃん(9歳、小4)。以前、お母さんから 「算数の学習障害があって・・・」と聞いていた。
どんぐりの良質の算数文章題の話をすると、一度娘ちゃん(以下、仮にAちゃんとする)を見て欲しいと言われ(見るといっても私も勉強半ばの素人ですが)言われてから2ヶ月余りが過ぎた昨日、うちの娘と一緒にお絵描き算数を体験してもらった。選んだのは0MX(年長さん向け)の問題。
0MX61 ずるい すずめの ずるすずめが ひまな すずめの ひますずめと あわてんぼうの あわてすずめに いいました。いまから おかしを くばります。 「ぼく(ずるすずめ)が1つで きみ(ひますずめ)が1つ。ぼく(ずるすずめ)が1つで きみ(あわてすずめ)が1つ。・・・・・・」さて、ずるすずめが おかしを6こもっているとき、ひますずめは なんこの おかしを もっているでしょう。
Aちゃんは、初め、各々のすずめに「1つ」と文字で書いたので、絵で描こうね~と声を掛けたら小さな □ を描いた。
そして、私が最後の文を読んだ後、ずるすずめの □ を6こにして、答えは「7こ」 とした。理由を聞くと、 「ずるすずめの 6 と、ひますずめの 1 を足して7になると思った。」 と言う。
どんぐりの文章題は、ノーヒントで子どもに1から絵図を描かせ、分からなかったら「お宝」にして、また間をあけて挑戦することになっている。
でも、Aちゃんにどんぐりがどういうものか分かってもらうため、昨日はあえて、私が読むのに合わせて、もう一度絵図を描いてもらった。
ずるすずめ→ひますずめ→ずるすずめ→あわてすずめ・・・
問題文はここまでなのだが、私は、ずるすずめのお菓子が6こになるまで言いつづけた。ずるすずめのお菓子が6この時、ひますずめは
Aちゃん「あ!3こ」
おやつを食べながら、「楽しかった。またやりたい。」と言っていたAちゃん。お母さんに、0MXの問題を少し渡して、おうちでできるようにどんぐり倶楽部のことをもっと詳しく伝えてみよう、と思った。
Aちゃんが 6+1 をして、答えは「7こ」 と言ったことについて、長女はこんなことを言っていた。
「授業で、算数の文章題をする時に先生が『大事な数字はなんですか?問われている数は何ですか?線を引きましょう』って言うんや。そのせいかも。」
なるほど。毎回そう言われると、文章の意味は分かっていなくても、取りあえず出ている「数字」に着目して式を立てる癖がつくんだろうな。
2年生の次女も、担任の先生が同じことを言うと言っていたので、この進め方は一般的なんだろうか。やめて欲しい・・・
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年12月13日 10時02分18秒
コメント(0) | コメントを書く
[どんぐり文章題] カテゴリの最新記事
|