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カテゴリ:どんぐり文章題
次女(小3)と同い年のI君が、うちに来てどんぐり文章題をするようになって丸2年が過ぎた。
最初は、絵を描くこと自体が難しく、0MXからゆっくり進めて1年が過ぎ、2年目は1MXや2MXの問題も混ぜつつ、マイペースでここまで来た。
昨日、選んだのは 3MX07 ダンゴ虫のお母さんが、900円で子ダンゴ虫3匹に、同じお菓子(かし)を10個ずつ買ってあげよう と思っています。お釣が出ないように買うと、1個何円のお菓子を買えばいいのでしょう。
この問題、去年の夏前に1度挑戦している。その時は問題の「お釣りが出ないように買うと」の意味がとれていなかったし、お金の絵を描いて動かすという発想もなかった。(I君が前のどんぐりノートを持っているので、今は細かいところまで確認することができません)
昨日のI君、私がゆっくり読んで聞かせて言葉を1つずつ絵にしていった。
「ダンゴ虫のお母さんが」
でダンゴ虫のお母さんを描き
「900円で子ダンゴ虫3匹に」
で500円玉と100円玉4個と子ダンゴ虫3匹を描いて…という風に。
全部読み終わった時点で、問題文通りの絵は描けていた。ここからどう考えていくのかな、と見ていたら、I君が驚きの操作を始めた。
描いていた500円玉を100円玉に両替した。
そして、しばらく絵を見つめて考えて、100円玉3つにそれぞれ吹き出しを描き、10円玉に崩した絵を描き始めた。
その10円玉を今度は30円ずつ消していった。お菓子と同じ数、10個に分けることができた。
「お菓子1個は30円か!」
つい声に出してから、ハッと私の方を見たI君。「分かった!」と言って、私に説明してくれた。
「一人分が300円なん。」
と、100円玉3枚ずつ囲んだ。
「で、10円にして考えてみたら、お菓子1個が30円って分かった。」
I君、今までどんぐりをしてきて、正解まで至らなかった問題がほとんどだった。でも続けるうちにI君なりに絵を描いて試行錯誤をするようになってきて…深い所での思考は続いていたんだな。本当に、「答えはオマケ」ですね。
私にできることはわずかで、本当に微力だ。毎週1回、静かにゆっくり考えるひと時を提供するだけ。あと3年、諦めず続けていきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年03月05日 08時57分55秒
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