鯵（あじ）
鰹（かつお）
鮪（まぐろ）
鰯（いわし）
鯛（たい）
鰆（さわら）
鮎（あゆ）
さかなの名前には、じつに魚へんの字が多い。
書いたのはほんの一部分であり、わからないくらいに沢山ある。しかし、その字をみてその魚を思い浮かべることができるのは幾つあるだろうか。
魚＋占から、あゆという魚はちょっと想像できない。
挙げてある漢字でしいて言うならば、
魚＋弱で、いわしはなんとなくわかるような気がする。
そんな中、「秋刀魚（さんま）」という字には、その旬と姿が見事に表現されていると思う。
キャシャな姿が思い浮かぶ。
しかし、最近のサンマは、この字に似合わずずいぶん太目のサンマになったような気がする。
脂も十分にのっている。

今の時期のサンマは、脂ものっているので塩焼きが一番だが、もう少し早い時期もものは、脂もあまりのっていない。
これを刺身で食べるのが極上の食べ方である。
旬の中の旬とでも言うのだろうか。
秋刀魚という字が本当に似合うサンマであった。