仕事へのワクワク感。
(写真: よみファミCom.2023年12月8日号掲載分より)先週末。京都内陸部にある亀岡に仕事で訪れた。亀岡は京都府内でも有数の米どころ。土産にここの名産品の1つ、保津川あられを買ってこようと、家を出た。それにしても、ここ数年、仕事へのワクワク感が明らかになくなってきた。デモンストレーターを始めた頃は、例えば湖北の長浜(先々週、肉のデモで訪れた)に行って下さいと派遣会社に言われたら、「長浜ってどんなところなんやろ」と、それだけでワクワクしていたものだ。長浜ばかりではない。京都は京都でも、日本海側にある舞鶴もそう。あと、古代史が好きな人なら興味深々の地である奈良の桜井や、ハイキングにはもってこいの生駒群平群町あたりもね。現在では、ワクワク感は全くない。「長浜(または舞鶴、桜井、平群町)。ああ、遠いなあ、業務が終わったら、はよ片付けて帰りの電車やバスに乗りたいなあ」とこればかり。せいぜい、昼休憩時に、訪れた土地の名産品を買うのが楽しみになっていることくらい。ふうむ、、、と、我ながら思案していたら、先日、世界最高齢の総務部員、玉置泰子さんのインタビュー記事を読んでいて、あるヒントを得た。「玉置さんのこの目的なら、私でも目指せるかも知れない」。宣伝販売の仕事の内容は決して嫌ではないのに、仮に2日現場に立ったらそれと同じ日数を休まないと体力が回復しなくなったこの頃。ぶっちゃけ、玉置さんみたいに94歳でなお現役というのはとてもとても無理だと自分で感じているけれど、参考になる箇所は参考にしよう。要は、何か目標を持たないと、もう仕事をする気がないんだな、、、生活のためだけに働くのはちょっと辛すぎると思うし。歴史のうねりの片隅にも残らない市井の人間ではあっても、それなりに生きてきた証を示したいのだ。写真は、玉置泰子さん(よみファミCom. 2023年12月8日号掲載より)。