119730 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

生きることは旅だ! デモンストレーターこっこのホンネ日記〜あおいくま

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

こっこ0321

こっこ0321

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

こっこ0321@ Re[1]:黒眼鏡の試食魔(03/04) 朝葉晴瑠砂922さんへ コメントをありがと…
朝葉晴瑠砂922@ Re:黒眼鏡の試食魔(03/04) ご家族一同様でご試食魔という大家族によ…
こっこ0321@ Re[1]:整形して変われる人は強い人。(11/07) 朝葉晴瑠砂922さんへ コメントをありがと…
こっこ0321@ Re[1]:ニワトリはカメにならう(07/07) 朝葉晴瑠砂922さんへ コメントをありがと…
朝葉晴瑠砂922@ Re:整形して変われる人は強い人。(11/07) おはようございます。 私も自分のブログで…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2024.01.26
XML
カテゴリ:


六条御息所ネタを続けよう。


源氏物語の現代語訳を完結させた作家の瀬戸内寂聴氏は、ある対談で語っていた。
「私は、源氏にゆかりがある女性の中で、実はこの六条御息所が1番好きなんです。あんな嫉妬深い女のどこがいいのと聞かれそうですが、人間的、あまりに人間的じゃありませんか」。


確かに。
嫉妬というと女性の専売特許みたいな感もあるが、どうしてどうして。
男性も負けず劣らず、いや、女性以上に自分や自分の「内側」にいる者以外の存在への妬み嫉みは強い。それどころか、往々にして陰謀や策略に絡めた「チカラ」と結びつき、「外側」とされる者をぐうの音も出ないまでに打ちのめす。ここいらの陰湿さと残虐さは、並の女性には真似出来るものではない(まあ例外はあるけれどね)。


人間、性別に関係なく、そして程度の差こそあれ、基本的には自分がかわいくて仕方ないイキモノ。
このことを、作者の紫式部は「作家の勘」で知っていたのだろう、源氏と関わりを持つ女性の多くを、さらには当の源氏をも、最終的に出家させている。


もっとも、はるか昔のやんごとなき方々も、ハイテク時代に生きる下々の我々と同じように煩悩に悩まされていたことを想うと、ホンマ、人間っていつの世にも考えることは変わらないのだなあ。


絵は、上村松園えがいた六条御息所(Public Domain)。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.01.26 18:16:27
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X