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カテゴリ:仕事と人間心理
販売商品にもよるが、私たちデモンストレーターがデモをすることによって売り上げる金額も、全般的に以前よりは減少気味。
「まだまだマスクをしている人が多いからとちゃうかなあ」 と、仕事仲間の1人。 「お客さんの身になってみれば、わざわざマスクを外してまで試食するの、そりゃメンドイで」。 確かに。
2週間ほど前にデモを担当した三ツ矢サイダーみたいな商品なら、味はもちろん知名度の面でもほとんどの人が知っているから、試飲数や試食数は、極端な話、業務に差し障りはないんだが。 とは言え、マスクをするのはお客さんの自由だしなあ、、、。
原因は匂い。 試食メニューはタケノコご飯で、幸いにもデモ場所に電源があったため、下準備だけ店のバックヤードですませ実際の炊飯はデモ場所でおこなうことが出来たのだが、炊き上がる途中から早くも 「いい匂いがするなあ。何を作っているんだろう。早く食べたいなあ」 と、子どもたちを中心にお客さんの方で寄ってきてくれたのだ。
香りからして美味しそうな試食品を前にしては、マスクを外す手間など何でもない。
実際にアブナイしね、小さな子どもや大人でもマナーがなっていない人は、まだ鍋の中でじゅうじゅう音を立てている肉やグツグツ煮立っているシチューなんかに平気に手を出してくるから。 で、何かアクシデントがあった場合、責任は販売側に課せられるので、デモ場所を貸す店としても慎重にならざるを得ないのだ。
匂いも美味しさのうちだからね。
この要素、コロナが明けて宣伝販売が復活した現在、もう一度見直されてよい。
2人が持つ綿菓子も、匂いに惹かれて欲しがったのだ。 匂いの力はあなどれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.02 14:23:52
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