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カテゴリ:仕事と人間心理
6月最初の仕事は、とあるフルーツのデモ。ぶっちゃけ、デモの実施方法といい売上高といい、デモンストレーター側にとっては担当フルーツと同じくらいオイシイ案件。なぜなら、試食提供法は(フルーツを)小さく切るだけだし、売上もデモ日が台風だったなどのよほどの悪条件に見舞われない限り、そこそこの数字を示すことができるからだ。 とは言え、やはり仕事は仕事。両手をあげて 「楽ちんだぁー」 というわけにはいかない面もある。 売場ないしデモ光景の写真撮影である。 くだんのフルーツの販売を仕切っている会社。試食も含めた宣伝には、デモ回数の関係もあり、当然ながら複数のエージェントを通す。 この複数のエージェント。デモに対する考え方も、基本は同じだけれど、細部には微妙な違いがある。 写真撮影の有無もその1つ。 エージェントAは、 「写真は撮れるようであれば撮って下さい」 のスタンス。 エージェントBは、 「写真は必須。売場の写真を正面、右横、左横、そしてデモンストレーター自身も写ったデモ光景と買取のレシート、合計5枚をデモ日の昼休憩中に本部に送って下さい。さらにデモ終了後には、エプロンなどのデモ資材を返送した時に宅配業者からもらう伝票の写真も送って下さい」 のスタンス。 少し気がきく方なら容易に想像されるだろう、、、デモを実施しながらの写真撮影はけっこう難儀な作業だということを。 しかも、エージェントによっては個人情報に非常にうるさいところがあり(この記事で述べているBエージェントではない。やはり写真撮影必須を義務付けている別のエージェント)、写真内に少しでもお客様の姿が仮に後ろ姿であっても不可として撮り直しを命じる。 万が一なにかの拍子に写真が外部に漏れるとも限らないとの理由からだろうが、実際問題として、お客様が絶えない繁盛店の場合はお客様なしの現場写真を撮影するのは、限りなく不可能に近いですよ。 そんなことやなにやで写真の撮り直しを何度もしていると、正直、肝心の宣伝販売の仕事に影響が出てくるんだよねえ。 まして、自分のデモ風景は、その日に現場として入った先の店の従業員にお願いするしかないから、本当に気をつかう。 皆が皆、喜んでスマホをいじってくれるわけではないし。 恐らく、デモンストレーター体験がない人は、 「スマホが普及した現在、写真なんて、すぐに撮れるじゃないの」 と、思っているのだろう。 夫は、 「デモンストレーターの仕事は商品の宣伝と販売のはず。写真撮影などは売場を巡回するメーカー営業かエージェント営業がするもん。やのに、営業員の巡回費用を節約したくて末端のデモンストレーターに押し付けているんやろ。それはおかしい」 と語る。 プラス、レシートと宅配便伝票の写真まで要求するなんて! 私たち、メーカーからもエージェントからも、よほど信用されない立場なんだね、、、。 非正規雇用者、ズバリ、日雇いだから、仕方がない? 写真は1番上の孫。 昨日、6月4日が11回目の誕生日だった。 中学受験に向けるハードな日々の、束の間のレクリェーション。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.05 10:32:44
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