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カテゴリ:仕事と人間心理
最近、「月5万円の年金だけで心豊かに暮らす高齢者」みたいな記事を多く見かける。 質素倹約を心がけ、すべてに感謝して、小さな喜びを見つけて日々過ごす、そのスタイルには共感するものがあるが、あまりに強調されると、何だか、本音ではあれやこれやと因縁をつけては国民から1円でも多く搾り取りたいオカミのプロパガンダめいてくる。 「少ない年金でもこんなに楽しく生活をしている人もおるんや。だから、お前ら、やれ新しく〇〇税が導入されたの、やれ物価が上がったのと、グダグダグダグダ文句ばかり垂れんと、この人のように創意工夫して、低年金なりにおもしろおかしく暮らさんかいっ!」 とね。 そもそも客観的にとらえてごらん。 月5万円ポッキリでは、仮に家賃が発生しない状況でも医者にかかることすらちゅうちょしてしまうよ、、、年をとると、高血圧などの生活習慣病をはじめ、目や耳や歯その他の細かな部分にもガタがきて、医療費や薬代がけっこうかかるもので、それがトータル5000円としても、1ヶ月の全収入の10分の1を占めてしまうからねえ、、、キツイよ、これは。 「月5万円で心豊かに暮らす」生活は、何科の医者にも世話になっていないことを前提としてこそ、成り立つ。 写真は3人の孫。 現状から判断する限り、この子たちが成人した時、日本はさらに高齢者に対してキツい国になっているのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.25 16:59:37
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