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テーマ:料理・食べ物(545)
カテゴリ:仕事と人間心理
先週の木曜日金曜日は、大阪府中部にあるスーパーで、焼き魚のデモ。 デモンストレーターの仕事を始めて丸20年。その間に日本人の果物離れがささやかれはじめたが、魚離れも、果物とは別の理由で、ゆっくりと進行していっていった気がする。どうしてそうなったのか、自分なりに考えてみた。 1、日本人の食生活の洋風化。それにより、タンパク質を、かつての魚介から肉類や乳製品で摂るようになった。 2、漁業も含めた一次産業従事者の減少ならびに高齢化、そこへ地球の環境変化も重なった影響で漁獲高が減り、価格も上昇。魚が買い辛くなった。 3、魚の調理法はもちろん、食べ方自体も知らない人が出てきた。現在ではおかしら付きの魚をどう食べていいかわからない人は決して珍しくない。食卓に魚が上がることが少なくなっている上、その魚も切り身を使ったものだからだ。 4、箸の使い方が下手になった。魚の常食が当たり前だった時代には「猫泣かせ」と呼ばれるほど魚をきれいに、それこそ身1つ残さず食べる人がおり、そこまでの食べ方に達するには、当然ながら箸の使い方のスキルも求められる。 ここから見えてくるのは、魚を食べる習慣、すなわち日本の食文化がじわーっとすたれていっているさまだ。 ならば、これに歯止めをかけるには、どうしたらいいか。 この点も自分なりに考えてみた。 次回へ。 写真は、七輪で焼く秋刀魚(Wikipediaより)。 昭和の、少なくとも中頃までは、このようにして丸ごと焼く秋刀魚は秋の風物詩だった。
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最終更新日
2024.10.12 08:35:18
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