ブランドになる地とそうでない地
今日は、よ◯葉ネタをしつこく引っ張るのではなく、そこから派生した、あるテーマ(課題と置き換えてもいい)について書いてみようと思う。私たちデモンストレーターが関西でよ◯葉商品を宣伝販売する時には、商品の品質、特に味をPRすると同時に、産地である「北海道」を前面に押し出すのが、一般的なパターン。なぜなら、関西人、いや北海道以外の地に住む人間の大半にとって、「北海道」はある種のブランドだからである。これを、よ◯葉がお膝元(北海道)でとらえられているのと同じイメージ(高価ながらそれ相応の風味)を地元の京都で持つS味食品の商品を北海道で宣伝販売するとしたら、、、やはり担当デモンストレーターは味覚と共に「京都」をセールストークの中でプッシュすることだろう。「京都」もまた京都人以外の人にとってはブランドなのだ。北海道や京都以外にも、ブランドになりうる地域は、県にしろまちにしろ、さらに国にしろ、存在する。ブランド理由は、風景だったり歴史だったりその地の特産品だったり、ここ数年では意図的に作り出されたご当地キャラクターだったり。反面、ブランドになることが難しい地域もある。とは言え、悲観することはない。行政と観光をはじめとする民間企業や個人事業主、さらに最も重要な構成員である地域の住民ががっちりスクラムを組めば、活路は開けるはず。そして、このことは、この国の将来にとっても、絶対に有益なはず。何せ、SNSで、「日本の中心は東京。(だから)東京に住むか、東京出身者以外の人間は、皆イナカモノ」と堂々と投稿する人間と、それに賛同するオモロイ輩もおり、ぶっちゃけ、そんな人が現在の「東京一極集中=地方過疎化問題」を招いている一端を担っているんだからねえ。写真は、よ◯葉のバターと北海道産のあずきを使った、あんバターパン。近所のパン屋で買ったものだ。