落ち込んでいる時も、めげずに、することをする。
(注)四月二十九日に書いた記事。
緊急事態宣言により四月の残りの現場と、五月にいただいていた全ての現場、計五日分の仕事がキャンセルになったことは述べた。さらに、それと入れ替わる形で別の派遣会社からサンプリングの仕事が入って来たけれど、担当商品が化粧品だったのでお断りしたことも。
正直、キャンセルされた日々のギャラ額を考えると、経済的なダメージにしょげてしまうと同時に、オカミの無能ぶりに憤りを抑えることが出来ない。
オカミは、とにかく宣言を出して人の動きを最低限に封じ込んだらコトがマシな方向に変わると考えているらしいが、、、国民一人一人に縄をつけているわけじゃあるまいし、あんなの、言うことを聞かない人は聞かないよ。
昨年の今頃でも平気で沖縄に遊びに行き、それをSNSで自慢げに発表していた人がいたもの。
昨日もクサって、でもクサったままでも仕方がないから、鶏ガラとクズ野菜でスープを煮込み煮込み、一日中本を読んで過ごした(フィクションも含め、文章は書いていない。あまりに心の動きが激しいと思考がまとまらず、文章も書けない)。
で、空腹を感じたらご飯を炊いて、冷蔵庫にあるものを使っておにぎりを作って(昨日はたくあんと梅干し)。
不思議なものだ。
コトコト煮たスープをベースに新玉ねぎを丸ごと煮たのを食べ、シコシコと握ったおにぎりをつまんでいたら、なぜか気持ちが落ち着いてきたと言うか、少し前向きになってきた。
で、フェイスブックに、読んだ本(正式には再読した本)の感想をアップすることが出来たわけだ、、、別に特別に贅沢なものをおなかに入れたわけでもないのに。
はたと気づいた。
私は、スープを煮込む過程でアクをとりながら、炊き立てご飯をおにぎりにすべくラップごしに転がしながら、自分自身とも向かい合っていたのだと。
鶏の骨と野菜の皮や根っこの栄養素が溶け出したスープ。
一粒一粒の米が立っているように艶やかなおにぎり。
どちらも、自慢ではなく自然の美味しさがあり、生きていることの喜びを感じさせてくれる。
気分が良くなったところで、派遣会社から、仕事案件が四件入ってきた。
落ち込んでいる時も、めげずに、することをする。
もしかすると、これが運を引き寄せるキイかも知れない。