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KOKO のアリゾナぐる~ぶ記

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2024.09.27
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カテゴリ:なんでもレヴュ~


​​​​プライムで映画見ながらビーズしてたら勝手に2本目が流れちゃったので立て続けに見ました。

一本目はFreeway(1996)





主演はリース・ウィザースプーン。

とある事情で遠くの祖母を訪ねる事になった女子高校生の冒険、道中で悪い男が言葉巧みに寄ってきて... と、タイトルのイラストからも赤ずきんちゃんのストーリーになぞらえています。

リースはおバカキャラの女王ですが、この作品の冒頭でも"cat"が読めないほどの落ちこぼれ。
家に帰れば母親は売春婦、その彼氏は薬漬けのジャンキー。

2人は逮捕されて拘置されてしまい、孤児院に戻りたくない彼女は祖母を訪ねる決意をします。
盗んだ車はハイウェイでエンコ、そこから拾ってくれた「親切な男性」は… まあ誰でも推察するとおりのサイコ野郎。



この超有名サイコ野郎にソックリ。

赤ずきんちゃんは反撃に出て彼をボコボコに...

といろいろどんでん返しがあるストーリー。

アメリカって「世間体」という意識が全然違うので、なんつーかなあ、底辺は清々しいほど底辺なんですよ。母が売春婦で義父があわよくば自分に手を出そうとしてくる変態ジャンキー、しかも二人とも度々警察のお世話になってるようで、そんな中で育った女の子がまっとうなわけがない。下品な訛り(?)で彼女の前に立ちはだかる大人たちをバシバシ斬ってゆく。



トレイラー・トラッシュと辞書で引いたら出て来そうな写真。


捕まって少年院に入れられた時のメキシコ人の女の子、存在感が怖かったなあ。
メキシコのギャングとは喧嘩しないようにしよう(笑)。

リース…ってもっと若い気がしたけど、私とほぼタメなんですね。
ギャルっぽいラブコメ女優だと思ってたのであんまり見て来ませんでしたが。
ただの金髪美人じゃなくて、顎に強さが出てる感じ?


んで、勝手に流れてきた2本目はまた同じような女子少年院みたいなシーンから始まる映画。






主人公の女がもっさりしてて、昔の女子プロ極悪同盟のクレーンユウを彷彿とさせて(私だけだろうけど)髪型も古くてだせーなあ。彼女は過食嘔吐を患っていて、最初はその話ばっかりで、変な映画だなぁと思ったけど、ヒスパニックの殺人鬼の女の子と脱走に成功してメキシコに逃げ込むまでの話がなかなか面白かった。ロードムービーってコロコロシーンが変わるので面白い。



因みに右がクレーンユウ

途中テレビに、さっき見た映画のシーンが出てきたので、ああ、同じ監督で、お遊びしてるなとわかりました。


追ってから逃げるためかなり変装するんだけど、全然あか抜けない、ブスのまま。
殺人鬼の方は時々サイコパスモードになってしまうのですが普段は怖がりで言いなりになるタイプ(どんなタイプやねん)。幼少期の彼女を救った、どんな罪人も許してかくまってくれると言うシスター・ゴメスを頼ってメキシコに。


シスター・ゴメスが登場、わー、私、この人好き~~~(笑)。

おばさんみたいなおじさんやおばさんみたいなおかま好き。


こんな人に見つめられたらどんなにうさん臭いカルトにでもはまってしまいそう。

ググってみたら良く知らない俳優だけど、昔Buffalo '66という映画で見て、渋いなあと思った事がありました。目力がハンパない…








因みに最初の映画は赤ずきんちゃんのオマージュでしたが、こちらはヘンゼルとグレーテル。
道に迷わないように「光る石」を撒きながら水辺へ行くシーンは笑ってしまいました。


結末は警察が緩そうなメキシコならではなトリッキーな感じで、ちょっと唸ってしまいました。


因みに映画のタイトルはFreeway2。

なんか... 全然違う映画なのでチープな続編感じゃないタイトルにすればよかったのにって大きなお世話か。







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最終更新日  2024.09.27 21:14:52
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