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カテゴリ:ギグ
最近、働いてる女性が専業主婦をすごく見下してる本を読みだしてはっとしたのですが、どんなに正論に見せていても読んでて不快感がぬぐえませんでした。むきになって、イラストまで悪意が出てるようで、あー、たぶん私の悪態ブログもこんな印象なんだろうなーと思ってしまいました。
今まで読んでいてくれてる読者の皆様、本当に申し訳ないで でも今日も悪態です(笑)。 今日のギグでね、まあ普通にこなしてましたよ。 ファンキーな曲で盛り上がって、即興とかも皆息ぴったりで。 で、その頃、ステージに張り付くように見てたおじさんがいまして、 知らない人だけど熱心に見とるな~と思ってたんですよ。 ちょうど60前後の、バンド好きそうな年代。 その曲が終わると案の定、 「グレイトフルデッド(以下GD)の曲」をリクエストしてきました。 またか… このクラブは以前GDのカバーバンドがいたので、結構多いのです。 ま、ゲストにテッドがいて、彼もそのバンドにいた事あったので彼にやってもらいました。 ジャムとかでも何回もやった事ある曲です。 その曲が終わり、休憩に入りました。 おじさんは私のところにやってきて、ビールを片手に言いました。 「プロフェッショナルなアドバイスをさせてもらうよ。 GDの曲はもっと即興を入れていい。 彼らの曲とベーシストのライン(メロディー)を勉強するといい。 その前の曲で君は即興できてるんだから、できるはずだ」 もう くっせえ酒の息にくっせえ説教で はぁあああああ????(出た!) ですよ。 あたし、はっきり言って、GD大っ嫌い!!!! いつもラジオで流れてると局変えるし、歌も演奏もへたくそだし、入り込めば何かが見えるんだろうけどそこまで入り込めない。彼らはすごくドラッグ文化に関係してるし(だからクマちゃんのシンボルしか日本では流行らなかったんだと思う。あれはラリッってぼーっとしてる時に聞くとサイケに何か見えてくるような、昔のトランスみたいな音楽だと思う)、私には「関係ない音楽」って感じ。 私だってビートルズが神、みたいな母に育てられて、大好きだけど、みんながみんな好きなわけじゃないって20代くらいの頃からわかってたし、人に押し付けるなんてもっての他。もし誰かがカバーしててもポールのベースラインを一音一音カバーしてる人より、その人らしく弾いてる方が「才能」っておもいます。完コピなら根気さえあれば誰にだってできることです。おじさんはまあ自分が「プロフェッショナルだ」って事を第一に自慢したかったのでしょうが、プロならそんな事はわかってるはず。こんな素人丸出しの事言って、私が恥ずかしい。そんなに玄人ぶるならリクエスト大好き媚バンドと大嫌いわがままバンド(←うちらね)の見分けくらいつくだろ。 音楽だけじゃないですかね、完コピを喜ぶの。 絵画の世界で 「この絵描きさんはダビンチ完コピするんだぜ、すげー」 って聞かないもん。 ならダビンチ見に行くよ、あなたはモナ・リザをどう描くの?って話でしょ? プロ=ギャラもらってる、という定義ならおっさん、私、今、お金このクラブで稼いでる最中よ。 おっさん今、酒飲んで酔っ払ってるよ。 誰が誰にアドバイスですって? だいたいブライアンもドラマーもGDに詳しくなく、ただその曲でテッドのバックアップをしてるだけです。彼らに行かずに私に来たのは、女なら強く反論されないだろうというビビりと、おっさん特有の 「俺が何か教えてあげよう」 という謎の上から目線+酒で大きくなった気+俺が何のプロなのか聞いて聞いて、という子供じみたどうしようもない自己主張。 自分が得意分野とするバンドをわざわざリクエストして、私たちが「またか」と心の中で白目剥いてるのも知らず、私たちも「プロだから」そんな感情もひた隠しにして楽しいふりしてやってあげたのに、これは全部このくそ爺が若い子(←そういう事にしといてくれ)、つまり私と喋りたいがための下心だったんだと私は思う。 そうでもしないと女と喋る機会なんかまずなさそうな痛い中年。 前の曲でなんかすごーく私を見てる気がしてたのよね。 自惚れと言われてもしょうがないけど、この年代でやけに楽器をやる女がツボな男って多いんですよ。 まぁ、よかったよとか、うまいね、とか、ただ漠然と良いコメントをくれるのは、まあ社交辞令だからと流すけど、嬉しいし、かわいいと思う。百歩譲って「俺GD好きなんだ~」「あの曲のベース良いんだぜ~」とかなら(しらねーよと思いながらも)そうですか~、と返せるけど、好きでもないバンドを勉強しろって言われてもポカ~ン ( ゚д゚) ~ですよ。 アメリカにキャバクラがないのがつくづく残念。 女と話したければお金払って(それこそ)プロにちやほやしてもらいな。 「え~、あなたプロのミュージシャンなんですか~、か~っこい~、何やってるんですか~~?」 「え~、GDに詳しいんですね~ すごーい!ボトル入れてお祝いしましょうよ~」 って言ってもらえ。 私、こういう「聞いてもらいたがる人」がとっても苦手。 「俺はこういうバンドでこれをやってるんだけど」でいいじゃん。 自己紹介もなしに「プロのアドバイス」なんてすかしてんじゃねーよ。 私たちがその前にやって超盛り上がった曲なんかタイトルもアーティストも知らないくせに。 その曲で即興できてたってわかってんならなんでリクエスト曲でまたそれを見ず知らずのおっさんに「承認」してもらわなければいけないの? しかも彼はベースでもなくサックス奏者でした、という面白くもないオチ。 酒と下心って、マゼルナキケンです。 愚痴・暴言、本当にすみません! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.05.03 21:40:44
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