KOKO のアリゾナぐる～ぶ記

これも同じ日にあった事です。


休憩中に最近お気に入りのアイスティを買いに、でかいモアイ像の体を抜けてバーを出て歩き出しました。
ちょうど例のパンクさんがいるタトゥショップの真ん前で後ろから呼び止められました。
いや、結構遠くから「Ma'am! Ma'am!」と呼ばれてたのですが私の事だとは気づかんかった。


振り返ったら知らない、私よりちょっとお兄さんの男が息を切らしながら



「あの、さっきずっとバンド見てました、髪が素敵ですって言おうと思って．．．　」


（((心の叫び))んな事より演奏の感想言えやーーーーー！！！！）

「ああ、あああ、ありがとうございます」


と得意の「えー、びっくり～」の顔した後のアジア人はにかみお愛想笑いをしたのですが、まあ別にさっきのおじさんみたいにえばり腐って意見してきたわけじゃないし、一応褒められているので悪い気はしないよ。第一、場所がガラス張りのタトゥショップの前じゃん？怖くて見れなかったけど、もしかしたらあのパンクさんがKOKOがおっかけにあった所を見て


「やるじゃん」


と思ってるかもしれない！（←すごい妄想）。
だからタイミングは100点よ。


でもそんな事で追っかけてくるー？？
もしかして友達の間で罰ゲームやらされてるとか？？（笑）。



そして、最後の方でこれまた音楽やってそーな黒人のお兄さんと若い白人の女の子の2人が、後ろの方の席から前の方に移動してきて、こういうの嬉しいんですけど、最後まで見てくれました。
終わってトイレに行くと女の子の方が個室から出てきました。私の用が済んで出て行ってもまだ手を洗っていて、今気づいたように

「あ、演奏楽しかったです、また来ます、ありがとうございました」


って丁寧にお礼を言われました。
これを言うために手を洗うふりして待っててくれたんだと思うと嬉しかった。
ただ突っ立って待ってるのも変だしね。


アクセントがあったのでどこから来たのって聞いたらロシアだそうです。
やっぱ彼はヒップホッパーで、ロスとかでギグしてて彼女はそのマネージメントをしてるのだとか。
すぐインスタで繋がって友達に。


やっと、ごく全うなコミュニケーションとれる人が来た。