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カテゴリ:ギグ
とあるバンドからピンチヒッターの依頼が来ました。
ボスニアのおじさん2人。 ジャムとかでたまに会いますが、ど真ん中のブルースばっかりだったので大丈夫だなと思い承諾。 送られてきたソングリストには数曲、彼らのお国の曲が。 だ、大丈夫かなあ… でも面白い曲だったので楽しく練習しました。 仕事もイベントで、一時間のセットなので8曲くらい。 ジミヘンのVoodoo Chileは長丁場のギターソロがあって、中近東みたいなセクションがあって、そこで指の早口言葉のようなリックがあるのですが(説明しにくい)、それを絶対やる!と決めて自分たちのギグ中にも練習(笑)。 そして本番当日。 大きな縁日のようなイベントで、思ったよりにぎわっていました。 趣旨はよくわからないけど、インターナショナル性を強調してる感じで、屋台もそれこそボスニアとかキューバとか、たこ焼きの屋台も。私はケト中でなんにも食べれなかったけどツーソンで一番美味しいと投票されたアイスティーだけ飲んだ、そんなに美味しくなかった~ ヴィンテージなおじさんがクラシックカーを見ている図。 お習字のブース、ネイティブのアクセサリー、メキシコの雑貨店などもひしめいていてとっても楽しい! んな事言ってる場合ではなく、ステージ探さなきゃ。 凄く狭いエリアに色々出店されてるのでステージがわかりにくく、やっと見つけた隠れステージ! 次のバンドがスタンバってたのですが、その一人がなんと元カレ。ペルー音楽のバンドの一人でした。あなた、メキシコ人でしたよね?? ま、私もボスニア人のバンドに紛れ込むんですけど。 ステージの催し物もインターナショナルな感じで、ペルーの音楽の定番(?)の「コンドルは飛んでいく」をやっていました。次は、なんだろう、スイスかな、ポルトガルかな、みたいな衣装の男女8人くらいのフォークダンス的な催し。 お年寄りのダンサーも多く、アコーディオンののんびりとした平和な音楽の後、私たち、容赦ない爆音Voodoo Chileなんですけど、大丈夫ですか?? 意外と大丈夫でした。 けっこう反応良かったです。 早口言葉リックやったら 「お!」 という顔でドラマーが振り返ったよ、と見ていたブライアンが言っていました。 やらなくて良い事やるKOKOちゃん大サービスよ。 私的に最初の2曲が山場だったのであとは楽勝。 ただ、タイトルが、えー、クロアチア語?なので言われてもわかんねー!ってなったけど。 最後の数曲は、ステージ主任だった知り合いのイギリス人ハーモニカ奏者が加わってすっごい楽しかった。 私たちの後は何事も無かったように牧歌的なメキシコのダンス。 実はこの2人に10年位前に一緒にバンドやらない?って言われたのですが、自分のバンドも忙しい頃で結局できませんでした。ジャムとかで定期的に会うので友人って感じでしたが、一緒にやってても楽しかっただろうなーと思いました。 彼らは若い頃ボスニアでプロデビュー寸前だったのですが、戦争でそれどころではなくなったとか。 そういえばボスニア・ヘルツェゴヴィナって聞くとなんか戦争、紛争というイメージでした。 世界の事は無知ですが、特にそこらへんの事は全然ピンとこない。なんとかスタンのようなイスラム圏でもなさそうだし、ヨーロッパっていうおしゃれな感じでもない(超失礼!)。地図で見たら、イタリアから海を隔てたところにあるんですね。地理って、住まなきゃピンと来ないわ…。少なくとも女のくせにベース弾くなんて、神への冒涜!みたいな国の人達じゃなくて良かったです。 MCも外国人ならでは、という感じのオモシロでした。 ひげボーボーのおっさんが、ボスニア語なまりでギターをチューニングしながら、 「僕がまだ小さくて、サラエボにいた頃… 爺さんの膝の上でよくこの歌を聞かされました。爺さんはこの歌を歌うと必ず…泣いたものでした」 と。 なんか、ボスニアのド演歌、みたいな曲を想像するのですが、 「ぼくはセクシー」(I'm Sexy and I Know It) というふざけた曲、というオチ。 私も何か、日本人ならではの何かやりたい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.10.24 17:26:33
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