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カテゴリ:つぶやき
見聞きした話と実際に経験して妙に合点がいった話。
とある日本のラジオを聞き流していた時、とある芸人さんが話してたのですが、彼が子供の頃にアトラクションに並んでいたら、数人の子供がぞろぞろとずるこみをしてきたそうです。えええ!と思ったのですが何も言えず、なんとか気づいてもらおうとしてムカついた顔をしていたら彼の母が、 「彼らに何か言いなさい、言えないならそんな顔せず、我慢してバカになってこのまま並んで乗って楽しみなさい」 みたいな事を言ったのだそうです。 そんな事を言われても、と焦った彼ですが、 「じゃあもう乗らない!」 と言って列を出ようとした所、 「それは問題を放棄してるだけで何の解決にもならない!」 と言ったそうです。 ほー----! 教育だなあ! 子供に考えさせるなあ。 で、次はミクシーの記事なんですけど(笑)、がらがらの電車やカフェで、隣やすごい側にわざわざ席を取る人は何なんだ!という話でした。実際自分がそうですという人に聞いてみると、パーソナルスペースが選択の上位ではなく、ただあの席がいいな、と思ったらそっちが優先なんだそうです。目からウロコでした。 ここまでがここ一週間ほどの間に見聞きした話ですが、今日、一度の事でこの両方を体験しました。 ボウリングに行きました。 7時から10時の閉店まで一人$12で遊び放題の日だったので結構な混雑。 始めは左のレーンは空いていましたが、3ゲーム目から人が来ました。 画面には3人様welcome! と出ていましたが、両親らしき二人と、6歳くらいから12歳くらいまでの子供5人の大家族。あーだこーだ大騒ぎしながら画面入力、名前、読めない… アフリカ系。まずまだ電気もついてないレーンに一投(笑)。えー--!?っと思ってると、子供が私のマイボールをつかんで一投。えー----------!!!! ほかの子供は私達の右レーンのボールリターンからボールを取ってきて一投。右の人達もえええええええ!???? しかも7人全員ボールリターンを囲んで立っています。 邪魔ですよー---!!! 投げるのも一人一フレームじゃなくて、一投ごとに選手交代。ただピンを倒して大騒ぎ。 しかも3人分のゲームで7人投げてる。 もーめっちゃくちゃや~~~~!! 私は普段こういうの本当にダメで、もう勝手に悪意を感じるほどにメンタルをやられゲームもぼろぼろになってしまうのですが、今日に限ってあまり気になりませんでした。 一方、普段マナー違反な兄ちゃんとか(一緒のタイミングで投げる奴とか)には私よりは寛容なブライアンが、冒頭で書いた芸人の子供時代のようにキレてにらみ顔に。私達のマイボールも手持無沙汰な子供がべたべた触ったり指を突っ込んだりするので一回ずつボールリターンから出して抱えてました。 帰りの車で、彼らの非常識さに楽しみをつぶされたブライアンのぼやきを聞いて、前出の芸人さんの話をしました。私達が何か注意するか、それが嫌ならバカになって私達の世界で楽しむしかない。私は後者になったのでした。ブライアンはもうだめだと言って靴を履き替え、私が終わるのを待っていました。つまり、問題から逃避したわけです。まぁ、危ないからそこに立たないでとか、ボールに触らないでとか面と向かって言える人はアメリカ人でもなかなかいないでしょう。人種的にも差別だとか言われかねません。せめてスタッフが何とかするべきだったんだけど、混雑でそこまで手が回らないのでしょう。いや、大騒ぎだったし、気づいてても見て見ぬふりかも。最近怒る大人少ないよなー。 次に、テーブルは2レーンの真ん中に一つですので、私達が先に座っていたから自分たちのテーブルは無いものだと思い込んだのかもしれません。普通は半分半分で他人と座るか、一方のグループが後部のテーブルに座ります。彼らは見るからに初心者だったので、そんな事を知るよしもなく、ただボールリターンの周りに群がるしかなかったのかと。大きい子供もスマホ漬けになったりしてなくて、すごく仲良い感じでした。 私達の邪魔だろうなとか、そんな事、きっと頭にも無かったと思う。これはきっと彼らが(お国柄かも?)パーソナルスペースという体感を持ってないからなのではないかと思いました。案外、世界的に見たらそういう人達の方が多いのかも。彼らの左のレーンの人なんかもっと子供が群れてたのに、文句ひとつ言わず、睨みもせず、淡々とボウリングを楽しんでいました。何か、尊敬(笑)。 例えば私達が急に最新のジムに行ったとして、いや、それが難民として送られた外国のジムだったとして、誰も何も教えてくれないまま何かをしなきゃ、となった時、きっと何か変な事しますよね。10台あるマシンの一つを使おうとしたら 「それ俺のだ!」 って言われるかもしれない。ボールだって初心者なら、お店のボールなのか私らのマイボールなのかなんてわからなかったのかも...いや、マイボールの存在自体知らないかもしれない。(前から思うんだけど、右レーンのボールと左レーンのボールが返ってくる時、きちっと分けられる技術はないもんかね!?) 隣の人が先に投げる体制に入っていたら待つという礼儀も、最近アメリカ人でも知らない人が多い。一番イラっ!と来るやつです。これも、最初からそんなルールを知らなければ私だってなんとも思わなかったと断言できる。 ブライアンは、 「でも周りを見て、あ、あれやっちゃダメなんだ、とか、何であの人は俺を見て待ってるんだろうとか、周りからルールを察したりしないんだよね」 と。 ブライアンさん。 周りの空気を読むのは、白人と日本人だけです。 というのはざっくりしすぎですけど、私の経験ではほんとそう。 程度の違いはあれ、空気読むというのは本当に日本人が一番敏感だと思います。 アメリカ人もまあ世界的にはおバカでフリーダムという名のわがままさんだと思われてるでしょうが、一応は周りの空気に対応できると思います。一方、バスやエレベーターに並ぶというコンセプトを知らないお国や、映画でもボウリングでも自分の感じた事は叫んででも言いたいお国柄、みたいのもあります。外国に居住する日本人は懸命にその土地に順応しようと言葉を勉強したり、現地のお友達を作ろうとしますが、自分のお国の文化・言語・コミュニティーをそのまま持ってきて極力何も変えようとしない人達も多くいます。住みにくそうだなと思いますが、まぁカラスの勝手なのです。 すいてたら理由を言ってレーンを変えてもらう事もできたでしょうが、ま、しょうがないな。 すごい楽しそうだったので、文句を言われて腰を折られるのもかわいそうだ。 私はどっちかっていうと、アプローチでイチャイチャしたり、女の子にアピールするためにアホみたいに乱暴に投げる男(発情期のサルか!)カップル、酔っぱらって騒いでる若いグループや子供がウロウロしてても知らん顔なアメリカ人の親の方がムカつく。あんたらはルールわかってんでしょが!って。わかってるのに「まぁいいや」が一番腹立ちます。 でも3人分払って7人プレイはダメだよな、後で考えて 「靴、履き替えてたのかな!?」 という疑問で盛り上がりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.17 20:33:31
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