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カテゴリ:つぶやき
夕方、電話が鳴った。母だった。
「もしもし」 「水道代の請求書がこっちに送られてきたんだけど、いったいどうなってるの!!!」 「えっ?それはおかしいわね、間違ってると思うわ。すぐ調べるから請求書は送り返してくれる?」 「そう、わかったわ、払わないから」 「もちろん、今現在、住んでいないところの請求書でしょう?間違いだからこちらでちゃんと処理するから安心して、それよりお父さんは・・・」 「送り返すわ!」ガチャン。 父のことを聞こうとしたが、母の態度も声も私を受け入れてはくれない。 暫く、受話器を握ったまま立ち尽くしてしまった。 母の頑なな態度や考え方は一体どこからくるのだろう? 手紙を書いてみよう。優しかった母を思い出して・・・。 でも、寂しい。わがままな母だが、私の母なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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