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カテゴリ:季節
桜の花が咲いている。今週末は満開だろう、桜祭りも日曜日に開催される。
今日、息子の引越しで松山へ行く予定である。 さっきまでレンタカーに荷物を載せていた。 主人が寂しそうだが、それを抑えて動き回っている。 昨日、30日は高校で離任式があり、息子たちはお世話になった先生に挨拶に行った。 スーツに身を包みそれぞれが大人びた格好をしている、先生たちは目を細めて自分たちの教え子の晴れの姿を喜んで下さったそうだ。 桜の花びらが息子たちの周りを舞う。 3年前の入学式を思い出して先生たちと話に花を咲かせたようだ。 塾の先生にも挨拶に行くとご夫婦そろって出迎えてくださった。 「人間は一つでも人より秀でたものを持っているとそれが自信に繋がるからね、あなたの力をどんどん伸ばしてほしい。いつでも顔を見せてください。待ってますよ」 優しい言葉をかけていただき、息子は頷いていた。 「俺は色んな人に支えられて今日まで来たんだな。受験だって俺一人が苦しんでいたんじゃなくて親父や母さんも一緒に苦しんでくれてたんだな、今、わかったよ」 言葉が出なかった。 知らない間に大人になりつつある心。 ふとした時に気づかされて戸惑ってしまうのは、まだまだ子どもだと思っているからなのだろう。 桜が色づいている、花冷えで開花が止まっているが、もう満開は近づいている。 桜の色に幸せと寂しさを思い、3月は終わろうとしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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