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カテゴリ:仕事
防災の日・・・。
先日のこと。主人が山へ上がり、お客さまのお宅のテレビの調整の仕事に出かけた時のことである。 高い木々の枝打ちをされていたお客さまが梯子から落ちた。ヘルメットをかぶり梯子にもしっかりとロープを固定して作業をされていた。 枝打ちが終わりほっとされたのだろうか?ロープを緩めて降りてきた途中のことだったらしい。 主人がお客さまの声を聞いた時は梯子が倒れていた。 すぐに救急車を呼び、意識があることを確認して水分を摂ってもらいながら救急車を待った。 私は一緒には行ってなかったが、主人からの電話で胸がつぶれそうなほど心配した。 と言うのも主人がお客さまを心配するあまり自分を責めているのが分かったからである。 「俺が枝打ちすればよかったんじゃないのか?」 「梯子を下で支えていればよかったんじゃないのか?」 主人の声が落ち込んで小さくなっている。 「もし・・・大怪我だったら、最悪のことになったら・・・」 「意識があるんでしょう?そばにいるあなたが弱気でどうするの?骨折しているかもしれないから出来るだけ動かさないで救急隊が来るまで声をかけて体を支えていてあげて。泣き言は帰ってから聞くから」 それからの何時間かは汗が止まらなかった。お店で舅や姑と心配しながら報告を待った。 夕方になって姑が病院に行った。 命に別状がないと知り、骨折で入院にはなったが「いち早く救急車を呼んでくださってありがたかった」と感謝されたそうである。 本当に良かった。 一番ほっとしたのは主人だろう。と同時に、いつ自分にふりかかってくるか分からない事故の恐怖を考えさせられた。 防災の日に今一度、夫婦で家族でみんなで考えたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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