牛乳は健康に悪い!?
「牛乳はカルシウムもたくさんあってたんぱく質もあって、ビタミンも豊富、だから、大きくなりたかったらたくさん牛乳を飲みなさい」といわれてきた方は多いでしょう。少なくとも学校では法律の規定でご飯食だろうとも毎日牛乳が出されて、多くの子供がそれを飲んで育ってきました。でも、牛乳が実は健康に悪いっていう説があるのを知っていますか。ほとんどの牛乳はホモゲナイズされ、高温殺菌されています。ホモゲナイズされた牛乳は過酸化脂質と同じで、活性酸素同様、からだに非常に悪い影響を及ぼすそうです。また、高温殺菌されているため、たんぱく質は変質し、微量栄養素は減っています。市販の牛乳を母牛のお乳の代わりに子牛に飲ませると、その子牛は4,5日で死んでしまうのだそうです。牛乳を飲んだ後の母乳の質が下がるというのもよく知られたことです。また、牛乳の飲みすぎは骨粗しょう症の原因と疑われています。たくさんカルシウムをとれば骨粗しょう症にならないような気がするでしょう?でも牛乳のカルシウムは吸収されやすい(これはよく知られていますね)ので、牛乳を飲むと血中カルシウム濃度が急激に上昇するそうです。急激にカルシウムの血中濃度が上がると、からだは血中のカルシウム濃度を何とか正常値に戻そうと恒常性コントロールが働き、血中余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまうそうです。つまり、カルシウムを取るために飲んだ牛乳のカルシウムは帰って体内のカルシウム量を減らしてしまうという皮肉な結果をもたらすそうです。楽しみのために紅茶などに入れて牛乳を少量飲むというくらいにとどめたほうがからだによさそうです。(参考:病気にならない生き方 新谷弘実/著 サンマーク出版)