「人生をたくましく生きるための」学校
日本での情報活用技術などはアメリカの10年遅れ、だそうです。そんな、10年先を行っているアメリカで「世界のエリートが今一番入りたい大学」ともいわれるのが「ミネルバ大学」。入試もキャンパスもない大学。校舎がなく、教師は講義もテストもしない。全寮制なのに、授業はすべてオンライン。学生が世界の7つの都市で、プロジェクト学習を積み重ねながら、自分の進みたいキャリアを構築するために再設計された大学。2018年度の入試では、新聞や雑誌への広告を一切行わず、約2万3000人の入学希望者の中から、自分たちが伸ばせると信じる274人に入学許可を与えたそう。合格率にして1.2%…ミネルバ大学のすごいところは、情報技術を最大限に活用することで、質の高い教育と効率的な学校経営を両立させたところです。学費はおよそ日本の私立大くらいだそうですが、そのコスパはすごく、入学1年間で他大学の学生が4年かけて伸びる分の7倍の学習効果を実現しているのだそうです。そして、アイビーリーグの学生が憧れるような企業、NPO,有名大学院や研究所などが高い評価をしているそうです。こんな大学が日本にあったら…こういう学校だったら、「神との対話」で書かれたような授業を実現できるのかもしれない。教師も学校に来る必要がないため、いろいろな不都合(住居、拘束時間、事務作業などの手間)をクリアできて、多様な先生と共に学ぶことが出来るはず。そして、そんな大学で学べたら、本当に有意義な4年間を過ごせるだろうなと思います。