楽して生産性をあげるために
アマゾンの倉庫での作業は以前、それはそれは大変だったそうです。一日16キロ歩かせられる規定の時間でできているかタイムを計られるトイレ休憩をしようにもトイレはかなり遠いアマゾン倉庫ができると聞いたとき、あるさびれた地域は、雇用が生まれると湧きました。しかし、その作業の過酷さに地元の雇用者は次々に脱落する。そのやめた地元民の代わりに、移民が働きだしましたが、その移民も脱落し、さらに悪条件でも働かざるを得ない移民たちが働く。以前のアマゾン倉庫は「ブラック」の代名詞のようなところだったそうです。しかし、アマゾンは、働き方改革をしました。それは生産性を上げるため、だったようですが。従業員が動くのではなく、棚にルンバのようなものを履かせ、「棚が従業員のところに来る」というようにしたところ、長時間の立ち仕事は変わらないものの、歩行距離は劇的に減ったそうです。そんな発想をする日本企業はあるのだろうか?多くの企業は経営者だけでなく、会社自体が「おじいさん」なのだそうです。今の日本の企業で「一からスタートした新興企業」として成功した会社はどれだけあるのか?楽天 1997年、yahoo(Zホールディングス)1996年、グリー 2004年くらい。アメリカではもう大企業として君臨しているグーグルは1998年創業、アマゾンも1994年創業。精神論で仕事をする時代ではないと思います。なんとかして楽して生産性をあげる。そんな発想が過去の栄光で生きている「おじいさん企業」にできるのだろうか。https://gendai.ismedia.jp/articles/-/84274