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今日10月6日は生きていれば父の67歳の誕生日。今生きていてもまだまだ若い。15年も早く、逝ってしまった。
母が「今年も咲いたよ」と父が生きていた頃、植えてくれた金木犀の花を持ってきてくれた。テーブルに飾り、前にケーキをおいて一緒に食べた。 あの頃には分からなかった温かい父がいるような気がした。 母と二人、目が潤んだ。 あの頃の状況が今ならば、私は父に何をしただろう。 何も変わらないかもしれない。ただ… 「今日はおじいちゃんの誕生日なんよ」「おじいちゃん、来るの?」 「おじいちゃん、来ててもちょっと見えないな」「おじいちゃんのお家どこ?」 「おじいちゃんのお家は奈良のおばあちゃんのところなんだけど、ううん、そうだな、空かな」 そんな会話をする、まもなく5歳の息子の存在は父には人生の最高の喜びになっただろうと、運動会の練習を一生懸命やってきた幼稚園からの帰り道、ふと想う。 金木犀の花が咲く度、父を想い、父を感じ、今生きている自分を感じる。 有難う。有難う。 67歳の誕生日おめでとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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