ラオス回想その13(ボーペンニャンで幸せ)
水かけ祭の日↑(2007年4月14日、ビエンチャン、ラオス)ラープパー(魚とハーブの炒め物)、ケーンソムパー(魚スープ)、カオニャオ↑(2007年4月12日、ビエンチャン、ラオス) ラオスにいて、心地よいのは、ボーペンニャンと言う素晴らしいラオス語が存在していることです。 失敗しても、ボーペンニャン。落ち込んでいても、ボーペンニャン。忘れ物しても、ボーペンニャン。こんな結果で大丈夫?と聞いても、ボーペンニャン。仕事しなくてもボーペンニャン。お金がなくてもボーペンニャン。約束を守らなくてもボーペンニャン。会議への出席をキャンセルしてもボーペンニャン。 ボーペンニャンは、直訳すれば「何でもない」となります。ありがとうと言われた時の返答もボーペンニャンとなるので、「どういたしまして」という使い方もあります。普通は、「気にしないで」と訳されます。 「気にしないで」というニュアンスからすると、迷惑を被った人が迷惑をかけた人に対して、「ボーペンニャン」と言うのが、しっくりきます。ところが、迷惑をかけてきた張本人が「ボーペンニャン」という場面によく出くわします。「どうして迷惑をかけたあんたがボーペンニャンと言うのだ?それはこっちの台詞でしょ!?」と言いたくなります。この場合は、「気にしないで」という意味ではなく、「(あなたに迷惑をかけて大変なことになったが、)大丈夫、なんとかなるさ。」と言う意味が一番近いようです。(続く)【Bon appétit !】 Bor Pen Yang, a Laotian expression that Laos people like to pronounce, even Laotian families living in France pronounce it. “Bor Pen Yang” means “no problem” or “It does not matter, I forgive you and forget your action”. This expression sometimes frustrates Westerners because problems are made to be solved and not just to be tolerated. But in Laos, this expression has a different meaning and it is easier to accept when one is Buddhist. In fact, Laotians believe that if a fact has occurred, it is inevitable that it is impossible to change, so why waste time to try, nor the discussion, nor the confrontation lead to nothing. Acceptance is the best solution, whether for better or worse.(https://www.golaos.tours/4-amazing-facts-in-laos/#:~:text=%E2%80%9CBor%20Pen%20Yang%E2%80%9D%20means%20%E2%80%9C,accept%20when%20one%20is%20Buddhist.)