カテゴリ:徒然に
仲の良い患者さんから新聞の切り抜きを頂いた。私の病気をいつも気にしてくださって、脊髄神経関連の治療に関する情報を見つけては持ってきてくださる。非常に興味を引く記事なので記載しておきます。
【日本経済新聞】 点鼻薬で脳梗塞治療 名大、マウスで効果 患者の負担軽減の道 名古屋大学の上田実教授らは、脳梗塞や脊髄損傷の治療用に、脳神経を再生する点鼻薬を開発した。手足がマヒしたマウスに鼻から薬となる成分を入れたところ、動き回れるようになった。製薬企業と組んで早期の実用化を図る。 点鼻薬として使うのは、乳歯の歯髄幹細胞を培養し、培養液の上澄みを結晶化した成分。結晶には約170種類の成長因子が含まれ、体の幹細胞などを集めて神経や組織を再生する働きがある。結晶を溶かして鼻に入れると、髄液を通じて成長因子が脳に届くという。 脳梗塞で手足がマヒしたマウスに毎日点鼻したところ、2週間後には動き回れるようになった。脊髄損傷のマウスにも同様の治療効果があった。 これまで神経の再生医療は、幹細胞を脳内など患部へ直接移植する方法が検討されていた。今回のような点鼻薬になれば移植手術が不要で、患者の負担が少ない。細胞移植ではがんになる危険性が指摘されていたが、上田教授は「細胞を使わないため安全性が高い」としている。 点鼻薬なら、体の負担も少なく、癌化のリスクも少ないというので、 これからの研究・開発に期待したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/02/05 06:18:22 PM
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